野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
今日は日中に陽射しもあり、夏日にもどるとか。。。
野付ウシも午後から予定があって出かけます。
さて、何とか写真の整理も進んで記事に取り掛かることに。
今回はダメ元で近くの山を目指しましたが、通行止めなので急きょ「層雲峡」へ。
我が家からだと2時間弱ですね。
層雲峡から黒岳のルートは昨年秋に登り「お鉢巡り」をしました。(良かった~)
今回は思いつきだったので、無理をせず北海道で二番目に高い山のみの往復です。
途中までは昨年と同じコースを辿り、目指すは『北鎮岳 2,244m』です。
さすがに読者さんはアウドドア派が多いようで、登った山も見えた山も見透かされていましたね。
写真はそこそこチョイスしましたが、やはり多すぎまして2回に分けます。
(内容は1回で十分ですが・・・花の写真はほとんどサムネイル表示=拡大できます)

黒岳ロープウェイは06:50発に乗りました。 偶然に仁頃山の常連さんと遭遇! 窓からの長めで左端が目指す『黒岳』です。

振り返れば「屏風岳 1,792m」の綺麗な姿が見えています。




今年は花の状態がイマイチな「ハマナス」、「ヤマブキショウマ」、「タカネトウウチソウ」、「エゾグンナイフウロ」です。
ロープウェイの駅を降りたら、すぐに花が目に入ります。 ここからリフト駅まで少し歩きます。




「コガネギク」、「ヤマハハコ」、「オニシモツケ」、「クサレダマ」の花たち。

リフトで七合目登山口を目指します。 目指す黒だけのトンガリ山頂が見えてきました。
その右手には「桂月岳」「凌雲岳」「上川岳」と続きます。

後ろには層雲峡を挟んだ向かいにある「ニセイカウシュッペ山」の姿が。今年中に行きたいなぁ...

降りてくるのは、ほとんどが中国系の観光客です(話し声がウルサイのですぐわかる)。 なんかイヤな予感が・・・

リフト駅到着。ここで準備をします。 去年はシマリスが走り回っていましたが、今回はいません。

ロッジの横を抜けて、いよいよ登山道へ進みます。ここでも中国語が耳に入ってきました。




登山道脇で目立つのは「モミジカラマツ」です。 「コモチミミコウモリ」、「マルバシモツケ」&「チシマノキンバイソウ」です。

この「チシマノキンバイソウ」はデカイ花が特徴で、今がピークらしく群生が目立ちました。




「ハイオトギリ」、「タカネスイバ」、「カラフトアカバナ」、「タイセツトリカブト」です。

途中で見えてくるのは巨大な「マネキ岩」です。 このあたりでたくさんの中国系の観光客が登っていました。
団体で来たようですが、上と下で大声で呼び合ったりしています。全員が軽いスニーカー履きでした。
追いついてもなかなか先へ通してくれません。野付牛の「熊よけ鈴」の音でわかるはずですが・・・
にわか登山者でマナーも理解していませんから、ガイドが事前に説明して欲しいものです。
私の鈴は熊よけより「○国人よけ」の効果を期待したい...なんて思いましたね。(笑)




群生アザミは「チシマアザミ」、「エゾヒメクワガタ」、「ハクサンボウフウ&ヨツバシオガマ」、道脇はタイセツトリカブト群生。

もう少しで山頂です。 今回は少しペースも落としています。(右足の甲が時折痛む状態が続いて居るので)

ようやく『黒岳 1,984m』 山頂到着です。 リフト駅からちょうど60分かかりました。

山の配置が書かれていてわかりやすいですね。

これから向かうのは中央右手の山『北鎮岳 2,244m 』です。

視線を少し左に移動、中央奥に主峰 『旭岳 2,290m 』 があります。

更に左に移ると『白雲岳』、そして前回登った『緑岳』方面へと続きます。

旭岳方面をグーッとズーム、山頂部分がポコンと見えています。
ここからは一旦下り坂を進み、「黒岳石室」へと向かうガレ場の道です。




「イワギキョウ」、「メアカンキンバイ」、「イワブクロ」、「エゾイワツメクサ」などが登山道脇を飾ります。






「シロサマニヨモギ」、「ウスユキトウヒレン」、「チシマキンレイカ」、そしてエゾツツジ花アップです。

振り返って、先程立っていた黒岳山頂のズームアップ。ほとんどが中国系の人たちかと。

この辺りからは、小さな花たちの群落が広がってきます。 これは「イワギキョウ」ですね。

そしてもっとも多く広がっていたのは『チシマツガザクラ』です。

周りは「荒れ地」といった様相ですが、こんな厳しい環境で多くの高山植物が生きています。
この続きは次回にアップします。 m(_ _)m
※山歩きの記録は 『こちら』 にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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人を遠ざけるような厳しい環境だからこそ、
多くの高山植物が生き延びたのでしょうね
中国から来てもマナーを守ってもらえれば歓迎しますよ
れみわ #- | URL
2017/07/29 14:09 | edit
野付ウシさんへ
こんにちは!
登られた山は
『北鎮岳』だったのですねー!( ´ ▽ ` )
・・・(⑉︎ꂧ͂◡︎ꂧ͂⑉︎)初めて聞きました。
すんません(⌒-⌒; )
いいお天気で
どの写真もポスターに使えそう!
アングルも最高で
私自身登っているような気持ちにも
なりました。
よーし!また登るぞ!
iomama #rjxAb6ec | URL
2017/07/29 14:14 | edit
こんにちは
層雲峡からのアッタクでしたか!?
天気にも恵まれた、良い登山日和だったようですね
お隣の御一行様、 我が道を行くは、
相変わらずのようですね(苦笑)
山親爺 #- | URL
2017/07/29 15:18 | edit
Re: れみわさんへ
れみわさん..コメントありがとうございます。
> 人を遠ざけるような厳しい環境だからこそ、
> 多くの高山植物が生き延びたのでしょうね
**その登山道が危機に瀕しています。人が増えすぎたこととマナー悪化です。
近年はトイレの始末も問題になていますね。
> 中国から来てもマナーを守ってもらえれば歓迎しますよ
**国で差別はするつもりないのですが、ガイドやリーダーの意識改革が必須ですね。
野付ウシ #- | URL
2017/07/29 17:06 | edit
Re: iomamaさんへ
iomamaさん..コメントありがとうございます。
> 登られた山は
> 『北鎮岳』だったのですねー!( ´ ▽ ` )
**昨年秋に通った時に、登らずに通過したので今回の目的地にと。
> いいお天気で
> どの写真もポスターに使えそう!
**少しだけもやっとした感じで、昼前から雲が広がりました。
ただ朝のうちは陽射しが強すぎてボツの写真も増えました。
途中からは写真的には「曇り空の下」の気分ですね。
> よーし!また登るぞ!
**そうだ!また登ろう!
野付ウシ #- | URL
2017/07/29 17:11 | edit
Re: 山親爺さんへ
山親爺さん..コメントありがとうございます。
> 層雲峡からのアッタクでしたか!?
> 天気にも恵まれた、良い登山日和だったようですね
**通行止めの可能性もあったので、最悪は黒岳かな?と思っていました。
朝のうちは最高の天気(陽射し強すぎ)でしたが、途中から雲や霧が現れました。
涼しくなって歩きやすかったですね。
> お隣の御一行様、 我が道を行くは、
> 相変わらずのようですね(苦笑)
**旅行会社やガイドが事前にレクチャーしてくれると良いのですが...
昨年遭った香港からの人はマナーを知っていましたので。
野付ウシ #- | URL
2017/07/29 17:14 | edit
お疲れ様でした^^
北鎮岳、たしか2年前に登った記憶があります
当時も中国系の方が黒岳に多く登っていて
お若い女性も短パン姿やサンダルで登ってた人もいて
へぇ~と感心するやらで・・・
自分、北鎮岳の頂上から下山する時
大転倒しあぶなくカメラを壊すところでした
雪渓も今時期は小さくなったのでしょうか。
都丸 #- | URL
2017/07/29 19:29 | edit
こんばんは
去年の8月行ったときも
花盛りでなかなか足が進みませんでした
雪渓は小さくなっていましたか?
その時の帰り道ナキウサギにあったこと
思い出しました(日記を見て(^^♪)
soraの風 #- | URL
2017/07/29 20:28 | edit
Re: 都丸さんへ
都丸さん..コメントありがとうございます。
> 北鎮岳、たしか2年前に登った記憶があります
> 当時も中国系の方が黒岳に多く登っていて
> お若い女性も短パン姿やサンダルで登ってた人もいて
> へぇ~と感心するやらで・・・
**同じような格好で、だんだん増えているようですよ!
> 大転倒しあぶなくカメラを壊すところでした
> 雪渓も今時期は小さくなったのでしょうか。
**今は一部を横切るだけですが、とても滑りやすいですね。
野付ウシ #- | URL
2017/07/29 20:54 | edit
Re: soraの風さんへ
soraの風さん..コメントありがとうございます。
> 去年の8月行ったときも
> 花盛りでなかなか足が進みませんでした
**私は今回は、かなり端折って進みました。
> 雪渓は小さくなっていましたか?
**横切ったのは一箇所だけで少なかったですよ。
> その時の帰り道ナキウサギにあったこと
> 思い出しました(日記を見て(^^♪)
**いいなぁ、私はまだ遭ったことないんですよね。
緑岳もよく出るようですけど...
野付ウシ #- | URL
2017/07/29 20:56 | edit
こんばんは。
ロープウエイを登ってから行く黒岳。
私にとって印象深い山です。
1度目。妹と20代前半の頃。
1時間で山頂とガイドブックに書いてあったので
スニーカー履いてお茶も持たずに、3時頃から登り始め。
下りの人はたくさんで、登りの人は0。
最初の急坂にすぐへばって、
「やめよ。」ってあっという間にあきらめました。
ずっと後に、自分たちの無謀さに、背筋が震えました。
2回目。30過ぎぐらいの頃でしょうか。
天候が悪くなるという予報なのに、山頂まで行って
素晴らしい景色にもうちょっともうちょっとと進んで行ったら
雨が急に降り出した。
登山客はすでに誰もいず。
慌てて帰る登山道が滝のようになって、
ああ、山で雨が降るというのはこんなことなんだと思い知りました。
無知は本当に恐ろしいですよね。
正しい知識と備えが大事なんなんだと思います。
長々、すみません。
続き、楽しみです!
もりか #- | URL
2017/07/29 23:34 | edit
気持ち良さそうだなぁ(#^.^#)
結構急ですよね( ;∀;)
野付ウシさんの健脚なら
何てことないんだろうけどっ
高山植物の種類も多く
見ごたえある山♪
デコ #gwQYCaNk | URL
2017/07/30 09:13 | edit
Re: もりかさんへ
もりかさん..コメントありがとうございます。
> ロープウエイを登ってから行く黒岳。
> 私にとって印象深い山です。
> 最初の急坂にすぐへばって、
> 2回目。30過ぎぐらいの頃でしょうか。
> 慌てて帰る登山道が滝のようになって、
> ああ、山で雨が降るというのはこんなことなんだと思い知りました。
**無知というか、一度は山の怖さを知った方がいいですね。
それがあって、事前に調べ、周到に準備をして出かけるようになります。
私が年に120回ほど登る「仁頃山」でさえ、ナメると痛い目に遭います。
野付ウシ #- | URL
2017/07/30 16:01 | edit
Re: ♪デコ♪さんへ
♪デコ♪さん..コメントありがとうございます。
> 気持ち良さそうだなぁ(#^.^#)
**ハイッ最高ですよ!
> 結構急ですよね( ;∀;)
**かなりの急坂ですが、これはすぐに慣れますよ。
低い山で数回練習すると歩けるようになります。
> 高山植物の種類も多く
> 見ごたえある山♪
**この周辺の山は本当にお花が多いんですよ。
それで皆んなハマるんです。
野付ウシ #- | URL
2017/07/30 16:04 | edit
| h o m e |