野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
1,547mの標高なので、特に高い山ではありませんが、人気のある山の一つです。(日本百名山)
登山道は二つありますが、今回は一般的な「清里コース」にて往復しました。
渓流の中を長く歩くことになるので、沢登りみたいな感覚も味わえますよ。
また画像も多いので、二回に分けて掲載となります。


①清里町観光協会(NPO)の作成したコース案内です。全コースの七割ほどは川沿い(or川の中)を歩くことになります。
※清里町観光協会のHPトップ

②家を出たのは04:20頃です。真っ暗な中を車で走っていましたが、途中で日の出の時間です。(05:30頃)

③登山口駐車場には06:10頃到着。「清岳荘」という山小屋がありますが、9月末で今季営業は終了しています。

④登山届の手前にある小さな祠です。賽銭箱がデカ過ぎますかねぇ。(山の中で盗難の心配はあると思いますけど)
既に7-8台の車があり、半分は登山開始したようです。06:20頃に登山開始です。

⑤最初は林道をしばらく進みます。両側の林も紅葉がピークのようです。

⑥早足で林道を歩き、10分ほどで正式な登山口に到着(画像左奥)。 この先はしばらく渓流と岩肌しか目に入りません。

⑦「登山届は済みましたか」のかの字が消えてます(笑) 距離は3.6kmとなっていますが、倍はあるような感覚になります。

⑧渓流に沿っての道もありますが、多くは川の中や岸辺を歩くことになり、20回くらいの渡渉を繰り返すことになります。
深い場所は飛び石で渡るので、登山靴はハイカットでOKです。水には鉄分が含まれていますので、岩に苔がありません。
ようするに滑らない石なので、渡渉でツルリは原則として起きません。(飛び移ると危険)

⑨これから延々とこのような場所を登っていくわけです。春~初夏は雪解け水が多いので足首まで濡れることも。

⑩水が淀む場所には落ち葉がびっしり浮いていました。地面と間違いそう・・・

⑪しょっちゅう渡渉があるので、先々を確認しておかないと道が消えたりします。

⑫30分以上経過して、奇怪な岩が見えてきましたが山頂ではありません。山の木々は紅葉していますが、スッキリしません。
予報では晴れるはずだったのですが...またもや外れたようです。

⑬左手に洞窟みたいなものが。「仙人洞」と呼ばれるもので奥が深そう。熊の隠れ家にいいかも。。。

⑭たまには川岸の上に登山道があったりもします。

⑮鉄分を含む水のため、岩がみんな赤みを帯びています。でも岩が滑らないのは本当に助かりますよ。

⑯狭いながらも少しコンクリートの基礎跡が残る場所..登山口にあった「清岳荘」は昔はココにあったそうです。

⑰登山口から40分少々で、新道との分岐に出ます。上りは旧道(渓流沿い)を使うので直進です。
斜里岳は「聖なる山」として信仰の対象にもなったりしていますので、ここにも「しめ縄」が掛かっていました。

⑱少し上が開けた感じになってきましたが、まだ山頂方面は見えません。
この辺りから大小様々な滝が見えてきます。名前は付いてますが、似たりよったりなので割愛します。




⑲-㉒ほとんど川の中から撮影しています。一部は見下ろす場所もありました。




㉓-㉖これらの滝の岸寄りの場所が「登山道」として使われています。よそ見していると危険ですね。

㉗滝の脇を登って、下を見下ろした画像です。




㉘-㉛多くの滝の流れる場所を登るため、慎重に動きが遅めになりますので、意外と汗は出てこないんですよ。
90分経過する頃に気付いたら、水も途中で一口飲んだきりでした。

㉜渓流の右手から別の流れがあり、二つの滝が合流しています。右は上の方にある「龍神の池」からの流れです。

㉝「竜神の滝」の名札が付いていました。

㉞山頂方面へはこの滝を登って行きます。「七重の滝」という看板が横に落ちていたので、岩の上に載せて撮影。
この滝の中(岸)を登っていくと、しばらくして渓流とは別れます。

㉟左側の水の少ないところを登っていきます。もうすぐ沢登りは終りになります。

㊱傾斜が緩くなり、流れもチョロチョロに変わってきました。

㊲少しだけ水が流れる川底の石だらけの道を登っていきます。

㊳再び「新道」との分岐点まできました。ここまでほぼ2時間掛かっています。 (標高1,230mの位置)
下山時はここから川の無い尾根道を回っていくことになります。 またしてもしめ縄が掛かっていました。
此処から先は水が無い、岩だらけの川底(融雪時と大雨時は川になる)を登ることになります。
この先は、次回へ続きます。
※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、 こちら にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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おはようございます
立派な山小屋で、ペンションですね
沢というより、滝登りといった感じで
相当な体力がいるのではないでしょうか!?
山親爺 #- | URL
2020/10/13 08:13 | edit
Re: 山親爺さんへ
山親爺さん..コメントありがとうございます。
ペンション風の建物ですが、この管理もNPOの観光協会管理になってます。
希望としては10月中旬くらいまで開けて欲しいです。
岸の岩にしっかりつかまって渡る場所もあります。女性では助けがいることもあるようです。
まぁ川に足が落ちても濡れるだけで済みますが、滝の部分で滑落するのは怖いですね。
野付ウシ #- | URL
2020/10/13 08:48 | edit
オレンジの日の出の空と、山のシルエット・・・キレイ。 (‾◡◝)
川の中をあるくのぉ!つるぅ!とか・・・怖くない?
濡れる。。。( ︾▽︾;)
紅葉の落ち葉を敷き詰めた道・・ステキ。
滝の写真、キレイだねぇ~ (‾◡◝)
くぅ #Dv6DZoa6 | URL
2020/10/13 16:14 | edit
半分以上が沢歩きのコース、相当歩き辛そうですね。
コース案内を見ても、途中に『自信のない人はUターンして』と書かれてますし(^_^;)
でもこの美しい滝を見ることができるのは、沢のコースを登った人だけなんですよね。
素敵な写真を沢山見せていただいてありがとうございます(*´▽`*)
pil #- | URL
2020/10/13 16:18 | edit
こんにちは、秋の斜里岳、やっぱり奇麗ですね~♪
もう4,5年だったでしょうか、同じコースで登りました。
初夏だったので沢の水が多く濡れました~^^
おけい #- | URL
2020/10/13 16:42 | edit
こんばんは。
斜里岳は遠くから見ていると、姿のいい山ですが……。
こんなに沢登りが多いとは……。
歩くのはさぞかし大変なことと思います。
最近、仁頃山以外の山登りが多いようですね。
秋は山登りに適した季節なのかな、と思いました。
でも写真で見る分には、ふだんと異なる風景が見られていいです。
それにしても、山頂近くは、もう秋が終わり、のような感じがします。
yamashiro94 #- | URL
2020/10/13 17:03 | edit
Re: くぅさんへ
くぅさん..コメントありがとうございます。
朝日の出る頃はスッキリ晴れていたので、期待したのですが、その後は雲が多くなってねぇ。。。
川の中を相当歩く感じですが、水は少ない季節なので普通に登山靴で歩けます。
大きな石が多くその上を歩けば滑りません。記事にあるとおりココの石は滑らないんですよ。
ヘタに飛び移ると危ないですが(最初に登った時にそれをやって転びました)
滝が多いので好きな方にはたまらないルートでしょうね。
野付ウシ #- | URL
2020/10/13 17:22 | edit
Re: pilさんへ
pilさん..コメントありがとうございます。
変に遠慮せずに「引き返しなさい」と警告するのは良いことだと思います。
無理して救助を頼むことになったらお互いに辛いですからね。
北海道でも渓流歩きがメインコースの登山道なのは珍しいことです。
注意を怠らなければ、濡れることも怪我をすることも無いはずです。
自分の力量をしっかり見定めて山に入ることでしょうね。
野付ウシ #- | URL
2020/10/13 17:25 | edit
Re: おけいさんへ
おけいさん..コメントありがとうございます。
そうでしたか、夏に登ったのですね。
雪解け水が多い季節は、どうしても濡れてしまうんですよね。
私はもう若くないので、飛んだり跳ねたりせずに歩ける秋を選んでいます。
今時期だと靴の底しか濡れませんので(笑)
他の渓流コースだと大雪山の愛山渓から入る当麻岳、永山岳へのルートが好きです。
野付ウシ #- | URL
2020/10/13 17:28 | edit
Re: yamashiro94さんへ
yamashiro94さん..コメントありがとうございます。
前回に斜里岳に登ったのは10月6日ですが、そのときは上の方では氷と雪がありました。
今年は暖かいので霜も見られなかったです(既に霜はあったようですが)
夏から秋はアチコチ行ってますが、初夏は花が目当て、秋は紅葉が目当てですね。
家では一人では無いので相方の都合も考えると、あまり多くは行けません。
秋は比較的天気が落ち着いているので(こちら台風の影響少ないので)秋は出掛けやすいですよ。
野付ウシ #- | URL
2020/10/13 17:32 | edit
こんにちわ
もう半世紀も前になりますが、学生時代に斜里岳に登りました。
国鉄の斜里駅に重い荷物は置き、バスで終点まで行きましたが、確か最初から最後まで乗客は閑人一人でした。
熊が出るの注意の標識は憶えていますが、沢を登った記憶はありません。
今はもう少し簡単に登れるように聞いていますが、北海道に行く旅に麓から眺めています。
閑人 #- | URL
2020/10/13 18:56 | edit
こんばんは。
黄葉・紅葉がきれいですね。
途中で鉄分で茶色くなった岩を見てダーウィンを思い出しました。
オーストラリア縦断の旅をしたことがあるのですが飛行機からダーウィンを見た時に
この茶色い色でした。
沢を歩いて行くのですか。
途中で冬枯れの景色のような色になってきましたね。
苔もたくさん生えているようです。
滑りそうですね。
そんなことを考えながら拝見しました。
aya #qrkYHVP6 | URL
2020/10/13 19:50 | edit
Re: 閑人さんへ
閑人さん..コメントありがとうございます。
バス利用する人は当時も少なかったのですね。沢登りをしない選択もありますね。
それと北側からの登山ルートもあります(通称「三井コース」と言います)
尾根コースで登山者は少ないですが、所要時間は渓流沿いと同じくらいですね。
山の姿はとても綺麗ですよね。
野付ウシ #- | URL
2020/10/13 20:27 | edit
Re: ayaさんへ
ayaさん..コメントありがとうございます。
なるほどダーウィンですか、私も現物は見てませんがTVでは見ました。
川の中は苔が生えないので滑りませんよ。アチコチで試しますが本当に滑りません。
水に濡れない箇所は苔が生えますね。
登山靴も底は少しすり減ってますが、川の岩だと滑らないので安心です。
普通に山を歩いて一番滑るのは苔の上と湿った木の根や土ですね。
野付ウシ #- | URL
2020/10/13 20:31 | edit
このコース案内、いいですね。
かなり親切に詳しく書かれてて危険度も分かりやすいです。
コースの3分の2以上は沢登りみたいだし、相当体力使いそうです。
沢でないところがぬかるんでてずぼっとはまってしまうようなところはけっこうあるんでしょうか?
こういうところは晴天続きの時にだったら歩いてみたいかな~。
alpenkatze #6fcXaNLA | URL
2020/10/13 21:54 | edit
沢登り♪
こんばんは~♪
滝もたくさんあって、水が流れるところを沢登り。
テレビでは見たことがありましたが、すごいですね~(*^_^*)
気温も結構低いのでしょう。
紅葉がとてもきれいですが、よそ見をしていたら
足を踏み外しそうです^^;
これからの季節、冬眠前のクマと出くわしそうではありませんか?
お気をつけてくださいね~(^^)/
ひーさん #- | URL
2020/10/13 22:53 | edit
こんばんは♪
日の出が5:30ですか・・・日本で一番早い日の出ですね。
仙人同は 今にも熊が出てきそうですが、、、怖くはないのですか?
というより、もし熊が出てきたら、、、どうするのでしょうか?
こちらでは数年前ですが船形山の麓で、山の保安員さん(呼び名が分からないもので)が、
このような洞穴の近くで熊に襲われ、死亡?or重症の事故がありました。
その直後に、水芭蕉を見に偶々そこへ行き、その事故を知りました。
㉝竜神の滝・・・素晴らしい!! \(^o^)/
こういう写真を撮るのが夢なんです。
でも、それが出来る日が来るかどうか、、、ムズカシイです。
ミラーレスでは撮れませんか? コンデジではムリでしょうね。
ささにしき #- | URL
2020/10/13 23:36 | edit
私も8月の始めに斜里岳に登りました
ただ少し足を痛めて馬の背で引き返しました
もう少しで頂上でしたが下山のことを考えて
あきらめました😅三人で登ったので
あとの二人には頂上まで行ってもらい私は上二又で足を冷やしたりしながら休んでいたので帰りの急な下り坂もなんとか帰ってこれました
来年の夏またリベンジしようと思ってます
Sore #- | URL
2020/10/13 23:37 | edit
正確に言うと胸突き八丁と馬の背の間ぐらいかな😅
帰りは新道をと言われますが
かなり驚きの道でした
無理して登らないで足を休めていて正解だったな
と思いました
長くなってすみません😢⤵⤵
Sore #- | URL
2020/10/13 23:52 | edit
おはようございます。
水が淀む場所の落ち葉の写真がいいなぁ~♪
滝の写真も迫力があってすごいデス♪
しかし、この沢登を2時間って・・・
見ているだけでも膝がガクガクしそうです。(^^;
ケイ #UODr0Lv2 | URL
2020/10/14 06:42 | edit
Re: alpenkatzeさんへ
alpenkatzeさん..コメントありがとうございます。
コース案内は以前のものも良かったですが、NPO法人になって変えたようです。
とてもわかり易く親切ですよね。
沢登りは渓流を何度も超えたり歩いたりなので、ゆっくり慎重な足運びになります。
そのためか、渓流沿いを歩いていると、あまり疲れは感じず、汗も少ないですね。
水はほとんど渓流に落ち込むようで、ぬかるみの場所はほぼ無いです。
下りの山道では土(泥)で滑る場所はありますが、ぬかるみはなかったです。
やはり青空の下で歩きたいですよね。山肌に日差しが当たると言葉を失うほど鮮やかな紅葉でした。
野付ウシ #- | URL
2020/10/14 15:00 | edit
Re: ひーさんへ
ひーさん..コメントありがとうございます。
凄い数の流れを越えつつ歩くのですが、今時期は爽やかでゆったりできる雰囲気ですよ。
わずか3.6kmの距離なのに10kmも歩いたような感覚にもなります。
気温は今回は暖かめで、登山開始時で8度くらいだったかと。今時期にしては高めです。
山頂手前からは風が強かったですが、気温事態は特に低くないですね。
以前に10月6日に登った時には、雪と氷が目立っていましたよ。
紅葉綺麗ですが、見る時は足を止めないと危険でしょうね。
今年はドングリが平均して不作のようですから、クマさんの食糧不足が心配ですね。
いつも一人が多いですが、熊はいて当たり前と心得て歩いています。
自分の存在を伝えるように音は出していますね。
野付ウシ #- | URL
2020/10/14 15:07 | edit
Re: ささにしきさんへ
ささにしきさん..コメントありがとうございます。
山の独り歩きは慣れていますので、夜は嫌ですが日中は特に怖いと思ったことはないですよ。
熊がでても当然と思っていますが、出たら出た時の判断...と思っています。
不思議なことに北海道では登山者が熊に襲われたニュースは無いんですよ。
ツキノワグマより強大ですが、行動は慎重なようでむやみに人を襲うことが無いようです。
ミラーレスは今や一眼と並びますから、滝でもまったく問題ないですよ。
コンデジはシャッタースピードなどアレンジできる機種なら可能ですね。
私の画像は普段から半分はコンデジです。
野付ウシ #- | URL
2020/10/14 15:12 | edit
Re: Soreさんへ
Soreさん..コメントありがとうございます。
足を痛めたり、痙攣起こしたりは私もやってます。(痙攣や足が攣るのは慣れました;笑)
現在も膝の痛みを感じつつ歩いていますが、下りが特に響きます。
登山で大切なことは、引き返す勇気ですね。命がけで登るものでもないです。
私も冬の海別岳で山頂すぐ手前で引き返したことがあり、翌年の冬にリベンジしました。
またチャレンジしてください。
野付ウシ #- | URL
2020/10/14 15:16 | edit
Re: Soreさんへ
Soreさん..コメントありがとうございます。
渓流の下りは危険なので、長い道ですが新道が正解でしょうね。
長い下りは足が痛い時にはキツイですけど、急がなければ大丈夫ですよね。
そこで無理すると、渓流に戻った後で転んだりしがちです(私も一度やってます)
余裕を持ってゆっくり登れば大丈夫ですね。
野付ウシ #- | URL
2020/10/14 15:20 | edit
Re: ケイさんへ
ケイさん..コメントありがとうございます。
沢の中では石に掴まりながら渡ることもありますので、手も足も緊張しますよ。
登る時は大したこと無いのですが、膝や腰にくるのは下る時の衝撃ですね。
長く続くと特に腰の痛みが残ったりします。
野付ウシ #- | URL
2020/10/14 15:23 | edit
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