野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
陽射しは強かったですが、湿度も高くなかったようで日陰に入ると暑さを凌げる状態です。
今日も似たようなお天気との予想です。
さて、土曜日の22日ですが、トムラウシ山(2,141m)へ行ってきました。
人気の山ですが、11年前にツァーで登山中に遭難し、8名が亡くなっている難易度が高い山です。
それ以来目立った事故は起きていませんが、初心者は登山しないで欲しい、などの注意が多いですね。
今回も2-3回に分割して掲載します。花は一旦割愛して勧めます。
現地の位置関係と野付ウシ行動のルートです。

①右上が野付ウシが住む北見市で、左中程にトムラウシ温泉があり、登山口は更に林道を8kmほど入った場所です。
北見からの距離はちょうど200kmほどです。自家用車で登山口までは片道3.5時間ほどです。
朝02時に起床し、前日準備の確認などを済ませて、02:30に自宅を出ました。
車は長距離トラックと稀に乗用車がすれ違う程度、少々スピードオーバーで快走!

②朝焼けが見えたのは04:25頃で、見えている山々は多分「然別湖」方面の山かと。ここからあと1時間ほどです。

③快走のおかげか、正味3時間で登山口へ到着ですが・・・駐車場は満車状態です。一部を建設現場として使っているためです。
本来は50台は駐車可能ですが、工事関係の設備や車両などがあって実際は30台が限界でしょう。
やむなく中でUターンして林道脇に強引に停めました。他にも同様の車数台。
本州からの車がコロナ禍で少ないことで、ここまで混むのは予想外でしたが、土曜日ですから読みが甘かったとも言えます。

④バイオトイレ(無料)は男女一つずつ。表には「マナーの悪い人は使わないで」との看板が。ハッキリしていいですね。

⑤冒頭に、今回のルート図を。必要な部分だけカットしてます。登山口の標高は960mで山頂との差は1,181mです。
短縮コース登山口からの入山となります。 山頂までは片道9.2kmとなります。

⑥入り口で入山記録をして、05:40にスタートしました。 すでにかなりの人数が先を進んでいるようです。

⑦1週間ほど前ではこのるーとは雨の後で、泥だらけだったようですが、運良く乾きはじめていました。

⑧緩やかな登りが笹薮の中に続きます。

⑨トムラウシ温泉からのルートと合流しました。温泉登山口までは3.9kmです。帽子とポールはそばにいた女性のもの・・・

⑩こういった石と木の根の道が多く、足腰にガツンと響きますね。泥だらけでないだけマシですが。

⑪綺麗に笹刈りをしてありますが、笹の高さはゆうに2メートルを超えてます。

⑫こんな道が延々と続きます。雨や雪解け水が流れるところでもありますね。

⑬1時間弱で「カムイ天上」に到着です。少しずつ視界がひらけてくる場所ですね。

⑭これから向かう「前トム」方面の山が見えています。

⑮徐々に高度も上がっていきます。

⑯後方を振り返った景色です。新得方面かと思いますが・・・ここから一気に下って沢まで降ります。

⑰急な下り坂ですが、泥と石と木の根の危なっかしい道です。帰路の登り返しとしてはイヤな感じの道でした。

⑱で...降りきった沢が「コマドリ沢分岐」です。かつてはここから別ルートを登っていたようです。

⑲水の流れる沢沿いに高度を上げていきますが、この先はかなりの花が咲いていました。
中程度の山でも見られる花が多いですが、時期的には終盤でしょうね。(花は別途掲載予定)

⑳イワゴロの足場になる手前に標識がありました。この場所からは大きな岩の上を進みます。

㉑こんな感じですが、上の方に行列が見えました。 ワァオ、こんなに人がいたんだ!

㉒ズームしてみると、どうやら登山ツアーのようです。中型バスも止まってましたから・・・

㉓「ツリガネヤマ」かと思ったら違いました。手前にあった 1,794mの別な山のようです。

㉔沢から一気にイワゴロを登りきった先に、「前トム平」がありました。先程のツァー客も休憩中のようです。
行ってみると..ツァー客の中には山慣れしていない感じの人もいますね。 ガイドも大変でしょう。

㉕と言うことで、残りは2.6kmですが、距離感よりは遠く厳しい感じもしました。
地図上の標準タイムだと、ここまで4時間20分ですが、野付ウシはペース控え目で2時間30分でしたが・・・?本当?
さて、ココからも岩だらけの道が多くなっています。続きは次回へ・・・
※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、 こちら にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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おはようございます
ガラ場の登山道、ベテランさん向きの山のようですね
ツアーでの団体さん
皆さんそれなりに身支度をしているようですが
野付さんから見たらまだ物足りないでしょうね
山親爺 #- | URL
2020/08/24 09:08 | edit
おはようございます
あの事故から11年も経ちましたか。
記憶というものは曖昧ですね。まだ数年しか経っていないような感覚でした。
ガレ場が多そうで私には険しそうな山に感じます。
もう十年以上登山はしてないので、体力に自信がありません。
でも山の風景は魅力的ですね。
若き頃ガレ場を駆け下りて、足の裏を捻挫したころがありました。
山登りは怪我が怖いですね。
どうかお気を付けを!
フォトハイカー #- | URL
2020/08/24 09:15 | edit
Re: 山親爺さんへ
山親爺さん..コメントありがとうございます。
中級~上級向けとなっていますが、初級の人もけっこういますね。
若い人なら可能かもしれませんが、高齢者の初級は危険ですよね。
毎日ウォーキングしていても、登山とは異なりますので、思い込みとも言えますね。
まぁ人の心配しているトシでもないですけどね(笑)
野付ウシ #- | URL
2020/08/24 14:25 | edit
こんにちわ
トムラウシは、山登りのあこがれの山ですよね。
しかし片道、9.2キロは少々きついですね。
閑人には、無理みたい。
この登山ツアーも日帰りですか?
閑人 #- | URL
2020/08/24 14:27 | edit
Re: フォトハイカーさんへ
フォトハイカーさん..コメントありがとうございます。
ガレ場や泥で滑る道が多く、長時間歩きですので足腰に直接響きます。
往復18キロ超は、平地歩くだけなら軽い感じですが、山ではキツイですね。
私も今は膝を痛めたままなので、岩場では相当慎重になります。特に下りですね。
野付ウシ #- | URL
2020/08/24 14:29 | edit
Re: 閑人さんへ
閑人さん..コメントありがとうございます。
距離的なことなら少し長い..という感じですが、岩場が多いルートなので、足腰にきますね。
こういう場所を歩き慣れていない人には、危険もありますし時間も掛かりそうです。
ツァーの人達は4時頃にはスタートしたようですし、ザックの大きさや装備からみて、日帰りでしょうね。
野付ウシ #- | URL
2020/08/24 14:35 | edit
こんにちは、短縮登山口のPが満車なんですね…
さすが人気の山ですね。
何度か計画しましたが行かれずです…
初心者ではないですがハードなトムラウシ、もう無理そう、行かないと思います^^
ツアー登山も始まっているんですね@@
おけい #- | URL
2020/08/24 16:06 | edit
Re: おけいさんへ
おけいさん..コメントありがとうございます。
意外と本州ナンバーの車も来ていました。人気の山で土曜日ですから混んで当然かも。
トムラウシとニペソツは私の中でも、次は無いかも...との思いです。
その分、新たな山で楽しもうかなと。
野付ウシ #- | URL
2020/08/24 16:47 | edit
こんばんは。
山登りの経験のない人には難しい山なんですね。
それでも大人気の山のようですが足元も泥と石と木の根の様なところは
危ないですね。
根っこが足に引っかかりそうです。
お花の写真も撮りながらの登山ですね
余裕がありますね。
次回も、そしてお花も楽しみにしています。
aya #qrkYHVP6 | URL
2020/08/24 18:33 | edit
Re: ayaさんへ
ayaさん..コメントありがとうございます。
普通に歩けるうちは大丈夫ですが、疲れてくると足の上がり具合が悪くなり、躓くことが増え危険です。
特に下りで転ぶと大怪我になりやすいですね。
今回はキツイと最初からわかっていたので、少しだけセーブして歩きました。
花のピーク時ならもっと時間がかかったでしょう。
野付ウシ #- | URL
2020/08/24 18:48 | edit
おはようございます。
足場がすごい!本格的な登山ですね。
人が小さく写っていて山の高さもよく分かりました。
素人ながらツアーで来るって何かだ危険な感じがしますね。(^^;
ケイ #UODr0Lv2 | URL
2020/08/25 05:54 | edit
Re: ケイさんへ
ケイさん..コメントありがとうございます。
ロッククライミングみたいなことは無いですが、緊張感を解いたら命の危険もあります。
山が大きいので遠近感が狂ってしまいますね。
登山ツァーは世界中でありますが、日本は参加者の条件が緩く曖昧すぎますね。
体力や経験だけでなく、マナーの事前徹底も弱いです。
野付ウシ #- | URL
2020/08/25 08:09 | edit
1~3まで一気に拝見しました。
素晴らしい景色ですね!
岩場も多く、かなりきつそうなコースなのに、
登山ツアーがあって、参加されている方が結構多いのに驚いています。
写真を拝見したところ、お若いグループではなさそうですし、
皆さんお元気だわぁ~と、変なところで感心してしまいました。(笑)
pil #- | URL
2020/08/27 16:30 | edit
Re: pilさんへ
pilさん..コメントありがとうございます。
登山ツァーは若い人はめったにいませんね。自分たちでチャレンジしますから。
個人で不安なのでガイド付きのツァーに参加するのは中高年がメインです。
往復行程だと写真を撮った場所はまだ三割程進んだところですから、まだ皆さん元気です。
問題は帰りの段階で、この場所に立ったら、どんな状態かでしょうね。
野付ウシ #- | URL
2020/08/27 16:43 | edit
こんばんは♪
トムラウシ山に登られたのですね。
トムラウシ山と聞くとなんかコワイイメージが湧きます。
以前、ヤフー時代のブロ友さんで登山好きな方がいらしたのですが
その方がトムラウシ山に登られた時の記事が兎に角凄かったので
それを思い出しました。
登山途中、額に付けるライト(名前忘れました)を無くされて、道に迷い 遭難しかかったのですが、
奥様がスペアをリュックに入れて置いて呉れたお陰で 命拾いをした というようなことでした。
こうして画像で見ると コワイというより不思議と親近感が湧きますね。
山ガールさんも大勢頑張っていますね♪
詳細な地図に書かれている時間は 上りと下りの所要時間ですか?
だとすると、上りの方が時間がかかるということですね。(当たり前かな、(笑))
ささにしき #- | URL
2020/08/27 23:20 | edit
Re: ささにしきさんへ
ささにしきさん..コメントありがとうございます。
好天に恵まれると穏やかな山ですね。突然と牙をむくのも自然ですから、準備が大事です。
トムラウシは2千mチョイの山ですから、本州からの人は「大したことない」と思いがちですが、
環境は3千m級の山に負けない厳しいところです。今はGPSで迷わないスマホアプリもあり便利です(野付ウシも利用)。
地図の時間は矢印で登りと下りに分けています。早い人で往復7時間、遅めの人で10時間は掛かりますね。
野付ウシ #- | URL
2020/08/28 08:26 | edit
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