野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
今日もほぼ曇りながら、予想は夏日になるとか・・・
とりあえず仁頃山へでも行ってきます。(以下の記事は予約投稿としました)
今回も画像多過ぎで、2回に分けますが、それでも多いデス(今回は40枚)

先月に「雌阿寒岳」登りましたが、今度は雄阿寒岳です。夫婦山ですから双方行かなきゃね。
両方を合わせて「阿寒岳」と呼ぶこともあるそうですから、尚更同等に扱いましょう。
雌阿寒岳は1,499mで、雄阿寒岳は1,371mと、蚤の夫婦と言えるかもね。
でも雌阿寒岳は最短で2時間ほどで登れますが、雄阿寒岳は4時間ほどかかるんです。
雄阿寒岳には一気に登れる短いルートが無いんですね。
雌阿寒岳とともに、ほぼ毎年のように登りますが、雄阿寒岳はタフなコースですよ。
まずは山のルートイラストを。(パンフレットより借りました)

当日は久々に早起きで4時前に起床、4時半には家を出ました。
現地に付いたのは5時40分頃です。仮眠中の人を含めて車は既に6台ありました。

①スタート地点には4台、手前のトイレ前に2台、野付ウシはトイレ前に停めました。

②ここが出発点になります。ほぼ9時にスタートです。

③阿寒湖は濃い霧に覆われていました。

④入山ポストで台帳に名前などを記載し登山開始です。 相変わらず「熊出没注意」の看板(出しっぱなしで色禿げ)。

⑤湖畔沿いを少し進むと、白っぽい花「ハクサンシャクナゲ」が咲いています。

⑥うっかり見落としそうになったのは「ジンヨウイチヤクソウ」でした。

⑦湖水の水の調整弁とも言える場所で、ここから水を放出しています。

⑧その水が流れ込む先には...「太郎湖」があります。

⑨ここは他の場所からも水が流れ込み、水量も豊富なようです。正面奥は滝になっており「阿寒川」の源流ともなります。

⑩こんな感じの登山道がしばらく続きます。

⑪左手の崖下に「次郎湖」がありますが、小さな沼であまり水の出入りは無く澄んでいませんので、今回はパス。

⑫最近増えている登山者をカウントするセンサーです。

⑬ようやく一合目です。登山口から40分弱かかりました。

⑭花はほとんど「ゴゼンタチバナ」ばかりでした。この花が五合目過ぎまで続いています。

⑮山頂までの距離を示す看板ですが、上の方では見えなくなっていました・・・

⑯林の奥にチラッと阿寒湖の方が見えますが、雲海に覆われた状態のようです。全体が見たかった!

⑰二合目を通過します。

⑱登山道は大きな松と岩ゴロの中を進みますが、アチコチに大きな穴があります。かつて溶岩が流れたことがわかります。

⑲残りは4キロとなります。

⑳松の根と岩の急な上り坂が続きます。 画像だと傾斜が緩く見えますよね。

㉑大きな岩の中に空洞が...かなり深くフラッシュも届きませんでした。クマでも隠れることができそうです。

㉒急な上りが続きます。足場が滑る場所もあるので、しっかり手で支えることが必要ですね。

㉓三合目まで来ました。 1時間15分ほど経過してます。

㉔急な坂を登ると一旦緩やかな笹の道へ出ます。

㉕残りの距離は3kmです。

㉖木立の間から見えたのは6月に登った雌阿寒岳でした。

㉗四合目到着、ここで距離的には半分過ぎ? この先は更にキツイ上りになります。

㉘1時間40分経過したところで、小休止。 セブンのメロンパンを食べます。これ美味しいですね。

㉙大きな軍艦みたいな岩ですが、下は岩の壁..上に回り込むと、こんな感じで多くの木が育ってます。

㉚これから進む山頂手前の部分が少し見えました。あの左側を巻くように登り右手に進みます。

㉛一番厳しい登りをゼーゼーハーハー言いながら登りきったところが五合目です。 多くの人はココで小休止ですね。

㉜キツイ場所が終わり、なだらかな場所を進むと、モミジのような葉に花が見えます。「オガラバナ」ですね。

㉝「ツマトリソウ」が咲いていました。

㉞ハイマツ帯の中を進みます。 この山は本当に周りと先の見通しが悪いんですが、あと少しで展望も広がります。

㉟この辺りから山頂にかけて、「イソツツジ」が凄く目についてきます。

㊱少しずつ阿寒湖と雌阿寒岳が見えるようになってきました。 出発時の霧は晴れたようです。

㊲「ミヤマハンショウヅル」の花が数箇所で見られました。(仁頃山にもある花です)

㊳ついに阿寒湖の全貌が見える場所まできました。 マリモが展示されている「チュウルイ島」が見えます。

㊴2時間半経過..六合目に到達です。ここからは長いハイマツ帯が続き、その先に七合目が待っています。。。
この先は、次回に続きます。
※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、 こちら にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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おはようございます
見るからにキツそうな登山道、ベテラン向きの山ですね
頂上の展望はどんな感じなのか、続きが楽しみです
山親爺 #- | URL
2020/07/09 08:21 | edit
お疲れさん。
霧は阿寒湖だけ?
霧の中の登山って、なんだか怖いわ。
「太郎湖」「次郎湖」って、なんだかわいいね。
伝説でもあるのかな?(^ー^)
くぅ #Dv6DZoa6 | URL
2020/07/09 14:15 | edit
こんにちは、雄阿寒岳ですね、駐車場もよく覚えてます…^^
雌阿寒岳よりかなりハードに感じました。
原生林の深い森がとっても素敵でしたね、
まだ鮮明に覚えているのでとっても懐かしいです。
阿寒湖の展望も、素晴らしかったですね~♪
それと何より入口のたくさんのヒグマ出没注意が怖かったです^^
登山者も3組ほどだったでしょうか。
続き楽しみです。
おけい #- | URL
2020/07/09 15:57 | edit
Re: 山親爺さんへ
山親爺さん..コメントありがとうございます。
標高が低いこともあって、一応初級ー中級になってますね。先日も高齢のおばあちゃんが五合目でヘタリ込んでいました。
普段あまり歩かないと相当危ないかも。
展望はまずまずでした。お楽しみに。
野付ウシ #- | URL
2020/07/09 16:30 | edit
Re: くぅさんへ
くぅさん..コメントありがとうございます。
湖は朝は霧がかかりやすいんでしょうね。朝の暗いのは大丈夫ですよ。これから明るくなるのは確実なので。
太郎に二郎、ペンケにパンケ...兄弟のような名前って誰が名付けたのかなぁ。
野付ウシ #- | URL
2020/07/09 16:37 | edit
Re: おけいさんへ
おけいさん..コメントありがとうございます。
雌阿寒岳が活火山むき出しの山で、キツそうですが距離が短いから一気に登れます。
でも雄阿寒岳はずーっと森林の中をクネクネと進みます。先が見えないこともあってキツイですね。
倒木がこの数年で凄く増えていますが、原生林ですから手出しはしません。
危険な場所だけ取り除いてくれています。
クマ出没注意は私は気にしませんよ。本来はクマがいる場所に人間が入っていくのですから、
出没するのは当然ですよね。そのクマに「通らせてもらうよ」と知らせることが大事ですね。
登山者が襲われた例はほとんど無いのが現実ですね。
野付ウシ #- | URL
2020/07/09 16:42 | edit
こんにちは。
岩がゴロゴロの道なき道。
歩きにくそうですね
それに、道に迷ったら大変ですね。
なれていないと遭難しそうです。
私にはとても登ることは出来ないですね。
霧で霞んだ風景は好きですが霧が出るとますます居場所もわからなくなりそうです。
かわいい花に癒されますね。
aya #qrkYHVP6 | URL
2020/07/09 17:15 | edit
Re: ayaさんへ
ayaさん..コメントありがとうございます。
ある程度の高さの山では、岩ゴロと大木の根の登山道はよくありますよ。
確かに歩きにくく、よそ見していると躓いて危険ですね。
一定数の登山者が登っているメジャーな山では、普通に歩いていれば迷うことはありません。
ボオーっとしていると本来の道でない場所へ踏み込むことがありそうですね。
今はGPSが発達していて、スマホに山の地図を表示し、現在地を示すことができます。
オフラインで使えるので電波の心配も無しで、これを使うと迷いません。
私も念の為必ず二つのアプリを用意しています。
暗くても霧が掛かっても、登山道と自分に位置が表示されて安心なんですよ。
野付ウシ #- | URL
2020/07/09 17:46 | edit
こんばんは
まだまだこれからも花盛りが続きそうですね。
私の場合はこんな花が咲いている山は近くにないのでとても羨ましいです。
登山者カウンターのセンサーは当然クマにも反応するのでしょう。
数の中に紛れ込んでいることもないことはないのでしょうね。
いずれにしてもクマにはくれぐれもご用心を。
フォトハイカー #- | URL
2020/07/09 19:37 | edit
Re: フォトハイカーさんへ
フォトハイカーさん..コメントありがとうございます。
これからは高山植物を求めて少し高い山を目指します。
ヒグマは阿寒知床にはたくさんいると思います。
でも人を裂けて生活することが本能ですから、めったなことで会えませんよ。(会いたくてもね)
北海道では登山者がヒグマに襲われた例は、ほとんど無いのが実態です。
襲われるのは釣り人、山菜とキノコ採取者がメインです。
クマに「通りますよ」と知らせる鈴などを常時持ち歩けば大丈夫です。
それと食べ残しは絶対に放置しないことですね。
野付ウシ #- | URL
2020/07/09 20:33 | edit
太郎湖!いい名前ですね(笑)!
そこへ流れ込む水の様子もいいですね~。
次郎湖もあるとは!
登山者をセンサーでカウントとは、こういうの、初めて見ました。
9並びになってますが、これ以上はカウント無理ってことでしょうか?
ゼロに戻した方がよさそう…。
alpenkatze #6fcXaNLA | URL
2020/07/09 22:06 | edit
おはようございます。
これは素人では登れなさそう。(^^; すごいですね。
「まりも~よ♪ま~りも~♪」の阿寒湖ですね。初めて拝見しました。嬉しいです。
セブンのメロンパン美味しいですよね、私も大好きです。(*^_^*)
ケイ #UODr0Lv2 | URL
2020/07/10 06:27 | edit
Re: alpenkatzeさんへ
alpenkatzeさん..コメントありがとうございます。
太郎ちゃんに見せてあげたいですね。
阿寒湖から溢れた水を一時的に溜めておくような役割もあります。
登山者のカウントセンサーは近年はアチコチで見ます。
999999はイラストのもので、実際の数値ではないですね(笑)
野付ウシ #- | URL
2020/07/10 06:31 | edit
Re: ケイさんへ
ケイさん..いつも朝が早いですね。
キツイ道もありますが、技術は特にいらないですから、気力と体力あれば登れます。
けっこうな高齢者も登ってます。
パンはオヤツでよく持って行きますが、ザックの中で潰れていることも多いです(笑)
野付ウシ #- | URL
2020/07/10 06:33 | edit
雄阿寒岳は標高はそれほどではなくとも
登山のベテランさんしか登れないようなキツイ山なのですね。
登山者のカウンターがあるとは凄い!
更にカメラがあると、事故などが起きた際の手掛かりになりそうですね。
こんな険しい道を5キロとは;;;;
普通のウオーキングでも5キロと言うとけっこうな距離ですが、、、
高山植物には癒されるでしょうね~(^^♪
ささにしき #- | URL
2020/07/10 21:17 | edit
Re: ささにしきさんへ
ささにしきさん..コメントありがとうございます。リコメ遅くなりました。
1,300m程度の山は初心者でも登れますが、ちょっと歩きがキツイし距離も長いですね。
国立公園内なので徐々にカウントのセンサーが増えていますね。
往復10km超で岩や木の根を這い上がるので、体力消耗かもしれません。
登った時の爽快感や花などに癒やされます。
野付ウシ #- | URL
2020/07/11 14:39 | edit
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