野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
晴れたり曇ったり雨になったり...最低気温も5-7度になっています。
季節的には寒暖を繰り返しながら、徐々に晩秋へ向かうと思われます。
さて、御鉢巡りの続きになります。
今回も画像多めですので、すっ飛ばしてくださいな。

またルート図出しておきます。 前回は左下の「間宮岳分岐」手前まで掲載しました。
残りは上に向かって時計回りで黒岳に戻ることになります。

「旭岳&後旭岳」が迫ってきました。 もうすぐ間宮岳分岐点に到着します。

旭岳の山頂に人影らしきものがあり、また40倍ズームで見ると...数名の登山者の姿が見えました。

分岐点です。ここからだと「旭岳」まで2時間半ほどで往復できます。(今回はスルーします)

「間宮岳 2,185m」まで来ました。 なだらかな丘陵の上に標識が立っています。

御鉢平の一番奥からの眺めです。白っぽいのは有毒の温泉水が流れている場所です。

そこから十数分で「中岳分岐点」です。 ここから「裾合平」そして回り込んで旭岳ロープウェイ駅へも行けます。

その「裾合平」の眺めです。左側に旭岳がありヒグマの出没が多い地帯ですね。しかし素晴らしい眺めですよね。

少し右側に谷があって、そのさらに右手には「当麻岳」の尾根があります。

ほぼ平坦な場所ですが、ここが「中岳 2,113m」です。

これから向かう「北鎮岳」とその左側にギザギザの「鋸岳」も見えています。

更に左手には比布岳と安足間岳で、その向こう側には先週登った「愛別岳」があります。
全て2千m超えの山ですが、自然環境は本州の3千メートル級に匹敵します。

坂道を登って北海道で二番目に高い「北鎮岳の肩」に到着です。 北鎮岳は2度ほど登っているので今回はパス。
ここから黒岳山頂まではおよそ3.6kmになります。

急な下り坂を降りて行きます。 御鉢は右手になります。

左側に広がるのは「凌雲岳 2,131m」の裾野に当たります。 不思議なことに「凌雲岳」には登山道がありません。

「御鉢平」の入り口に到着です。ここには「展望台」があり、全体を見渡せます。
左手から回り込んで右側を回って、降りてきた位置になります。

展望台からハイマツの中を降りていきます。

この辺りから綺麗な紅葉地帯が続きます。 降りてきた方角を振り返ったところです。

緑のハイマツの奥は切り立った崖で、遥か下に有毒温泉が流れ出ています。

高度感はイマイチですが、相当に深い谷で青っぽい温泉水が流れ出ていますね。

登山道の両脇は見事な紅葉になっています。 青空の下で見たら一層鮮やかでしょうね。


進行方向の右手・・・

そして左手の景色です。 この周辺は通称 『雲ノ平』 とも呼ばれ、初夏は一面が花畑の絶景を見られます。

背丈の低い枯れすすきのようなものが、紅葉を引き立たせています。

赤い絨毯に点々と見える白いものは、チングルマです。

この模様は見ていても飽きませんね。

右手後方を振り返ったところです。後方の山との間には深い谷があります。

その谷に向かってなだらかに広がる紅葉の美しさは格別ですね。

黒岳石室手前にある紅葉の中にある白いモヤシのようなもの...地衣類の一種で、高山帯で見られますね。

黒岳石室に到着です。ちょうどお昼なのでパンとオニギリの残りを食べて小休止です。
ちょうどTVの番組取材陣が入って来ましたが、芸能界に無関心な野付ウシには誰なのかさっぱりわかりませんでした。

ここは9月で終了する避難小屋です。紅葉の季節なのでそれなりに混んでいるはずです。
野付ウシが立ち去った日の夜には一面が積雪で真っ白になったそうですね=初冠雪。

石室を出て黒岳山頂に戻ります。 この登り返しもけっこうキツイんですよね。岩ゴロの道を登り最後のスロープを歩きます。

特に休憩も無く、そのまま下山することにします。 覗き込むと綺麗な広葉樹の紅葉も見えています。

七合目リフト駅まで40分足らずで到着。 途中では白いものがパラパラ降っていました。 リフトで五合目駅に向かいます。

リフトを降りてロープウェイ駅に向かう途中、振り返って黒岳にお別れを。。。またねぇ~



15分ほど待って14時ちょうどの便で五合目駅から下山しました。
麓の駅からは90分ほどかけて自宅まで車で向かいます。

16時少し前・・・今回も無事に帰宅することができました。

今回はよく知っているルートなので、疲れ方も少なめだったようです。(ちなみに今回は29,000歩でした)
翌日には早速、仁頃山へも登ったりしていますので・・・
お鉢巡りの余録として、もう一回掲載します。
動植物のお話とか黒岳石室での出来事などを少し綴ってみたいと思っています。
前編と後編、長い記事と写真にお付き合いいただき、ありがとうございました。
***どんより空で紅葉がボヤけるので、彩度を上げて画像を掲載しています***
※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、『こちら』にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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ところどころで登山者の姿を入れた写真ですが
雰囲気、臨場感をつかめて好きな写真です
れみわ #- | URL
2019/09/21 11:24 | edit
おはようございます
紅葉の素晴らしさ、下界では見られない光景ですね
有毒ガス、登山道には影響ないのですね
山親父 #- | URL
2019/09/21 12:14 | edit
絶景かな絶景かなぁ~ですね。
チングルマの綿毛の白と紅葉の赤も見事ですね。
ヒグマ・・・こわい。
くぅ #Dv6DZoa6 | URL
2019/09/21 13:40 | edit
Re: れみわさんへ
れみわさん..コメントありがとうございます。
> ところどころで登山者の姿を入れた写真ですが
> 雰囲気、臨場感をつかめて好きな写真です
**れみわさんにそう言ってもらうと嬉しいですよ。
平日の独り歩きが多いので、他の登山者と会わないことも少なくありません。
今回はメジャーなルートで、紅葉時期だったので常にどこかに人の姿がありました。
野付ウシ #- | URL
2019/09/21 16:29 | edit
Re: 山親爺さんへ
山親爺さん..コメントありがとうございます。
> 紅葉の素晴らしさ、下界では見られない光景ですね
> 有毒ガス、登山道には影響ないのですね
**独特の縞模様ができていて、とても綺麗です。
風向きによりますが、普通は黒岳石室を過ぎたあたりから匂ってきますね。
火山性有毒ガスとは違うので、中に入り込まない限りは安全です。
野付ウシ #- | URL
2019/09/21 16:31 | edit
Re: くぅさんへ
くぅさん..コメントありがとうございます。
> 絶景かな絶景かなぁ~ですね。
> チングルマの綿毛の白と紅葉の赤も見事ですね。
**今時期はコレが楽しみで歩く人も少なくないんですよ。
> ヒグマ・・・こわい。
**今回のルート上には出てこないでしょうね。標高高くて植物も少ないので
食べるものが無い、水も無いところですから。
中腹の紅葉している辺りでは出てくるかもしれませんよ。
野付ウシ #- | URL
2019/09/21 16:34 | edit
りんゆう観光のHPを見ると
頂上から石室にかけて雪が15センチから1メートルの積雪があり
夏装備では登るなと書かれていて
黒岳登山あきらめました😢
本当は明日行こうと思っていたんですけどね・・・
銀泉台方面も雪でシャトルバスが運休になってますよ
本当にぎりぎりに行かれて紅葉も見られてよかったですね
今年はもう無理でしょう
sora #- | URL
2019/09/21 20:32 | edit
こんばんは♪
「裾合平」の眺めが、素晴らしすぎて、
ただため息が出るばかりです。
一度この景色を見てしまったら、絶対に忘れられませんね。
pil #- | URL
2019/09/22 03:24 | edit
Re: soraさんへ
soraさん..コメントありがとうございます。
> りんゆう観光のHPを見ると
> 頂上から石室にかけて雪が15センチから1メートルの積雪があり
> 黒岳登山あきらめました😢
**連休の後半荒れることもあり、今回諦めた人も多いのでしょうね。残念ですね。
> 銀泉台方面も雪でシャトルバスが運休になってますよ
> 本当にぎりぎりに行かれて紅葉も見られてよかったですね
**たまたま私はタイミングが良かったのでしょうね。15センチ以上となると解けないかもしれませんね。
野付ウシ #- | URL
2019/09/22 08:37 | edit
Re: pilさんへ
pilさん..コメントありがとうございます。
> 「裾合平」の眺めが、素晴らしすぎて、
> ただため息が出るばかりです。
> 一度この景色を見てしまったら、絶対に忘れられませんね。
**そのとおりで、また行きたくなる場所です。
現場を歩くのも良いですが、遠くからこうして眺めるのも最高ですよ。
野付ウシ #- | URL
2019/09/22 08:39 | edit
野付ウシさん こんにちは〜〜
大雪山御鉢巡り、タッチの差で
こんなに素晴らしい景色に出会えてよかったですねー
それにしても健脚ぶりにはいつもの事ですが
凄い!って思います。
山は、ちょっとした油断も命取りになるので準備万端
覚悟して登る事が望まれますね。
私はこれからもお山は無理なので
野付ウシさんの見せて頂いて楽しみたいと思っています。
地図があるので分かりやすいですよー
reimi #- | URL
2019/09/22 10:02 | edit
Re: reimiさんへ
reimiさん..コメントありがとうございます。
> 大雪山御鉢巡り、タッチの差で
> こんなに素晴らしい景色に出会えてよかったですねー
**下山した夜から降っていて、今は1mくらいの場所もあるそうです。
(昨日に登った人の話しですが)
> 山は、ちょっとした油断も命取りになるので準備万端
> 覚悟して登る事が望まれますね。
**今回、十勝岳で遭難して亡くなった方がいますが、9月の2千m級山では冬装備不可欠です。
それと私も万一に備えてGPS地図アプリ複数スマホに入れてます。
電波圏外でも登山ルートと自分の位置がGPSでわかるので、迷ってもすぐ戻れるんですよ。
> 私はこれからもお山は無理なので
> 野付ウシさんの見せて頂いて楽しみたいと思っています。
**また地元の摩周岳やペケレ山にお世話になるかも...^_^;
> 地図があるので分かりやすいですよー
**一度載せたら評判良かったので、冒頭に載せることにしました。
野付ウシ #- | URL
2019/09/22 13:04 | edit
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