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ニペソツ山;憧れの山とナキウサギ編

野付ウシ

野付ウシ

 北海道らしいお天気が少し続きましたが、雨雲が入ってきたようで、雲が入ってきました。
 金曜夜から土曜にかけて少し雨になりそうです。

 さて、日本200名山にも名を連ねる北海道の山で「東大雪」にあるニペソツ山(2,013m)。
 何故100名山に入らなかったのでしょうね? 人気度でもは抜群なのですが。
 この山はなんとか今年中に登っておきたかった山でした。
 天気が落ち着いた先日(9月4日)にチャレンジしてきました。

 とにかく長い...登山口からの距離が往復で25kmあり、後半での斜面もキツイんです。
 通常は登りで8時間、下りで5.5時間で、往復12~14時間が必要とされています。
 天気が悪く見通しが利かない状態なら、もっとかかる可能性があり、1泊2日で推奨されています。
 野付ウシのように日帰りの場合は、天気を確認してチャレンジできるのが利点ですね。

 さて、今回は花の画像はほとんどないですが、やはり画像が多めなので二回に分けます。
 トップにルート図を張っておきますね。登山口はR273(層雲峡と糠平湖を結ぶ道)の糠平湖寄りから入ります。

 s-ニペソツ時間配分図
 ※一昨年の豪雨で「十六の沢登山口」は使えなくなり、「幌加温泉コース」を昨年整備したものです。

 自宅を出たのは02:20でした。 登山口から奥へ林道2kmは悪路ながら車で侵入しました。(往復4km短縮)
 01s-TG3-20190904-044211-0.jpg
 薄暗いながらギリギリ見えるのでライトは使用せず。 気温2度でしたが薄い長袖のまま04:40にスタート。

 02s-TG3-20190904-044228-0.jpg
 空が明るくなってきて、5時過ぎに太陽が見えました。
03s-TG3-20190904-050355-0.jpg
 これから延々と針葉樹と笹の中を歩きます。
 04s-TG3-20190904-051352-0.jpg
 背丈を超える大きな笹は刈り払ってあり、助かりました。
 05s-TG3-20190904-132349-0.jpg
 ただ...泥だらけの場所が延々と続いていて、両脇もぬかるんだ状態でした。特に酷いのは最初の20-30分です。
 事前に情報も得ていたので、念入りに防水スプレーを掛け、膝下までの長めのゲーターを装着しました。

 07s-TG3-20190904-052032-0.jpg
 途中で小さな渓流を2-3箇所渡ります。 ポールと靴の下側を水で洗いました。
 06s-TG3-20190904-132356-0.jpg
 ぬかるんだ道はもう少し続きますが、徐々に水気が少なくなり、道路脇も歩ける場所が増えました。
 08s-TG3-20190904-053855-0.jpg
 スタートから1時間経過・・・山頂まで7.5kmです。
 09s-TG3-20190904-053905-0.jpg
 すぐ横に池が見えました。「三条沼」と呼ばれているようです。
 10s-TG3-20190904-055116-0.jpg
 いつまで経っても同じような雰囲気の道ばかりです。笹が刈ってあるので迷いませんが、飽きてきますね。
 11s-TG3-20190904-055155-0.jpg
 僅かながら左側の方に大きな山が見えています。登山口への道が閉鎖されたままの「ウペペサンケ山」(1,848m)です。

 12s-TG3-20190904-061531-0.jpg
 山頂まであと6kmあります。
 13s-TG3-20190904-064245-0.jpg
 2時間経過、ようやく松林が切れて空が広がりました。 色づいた樹の葉と「ウペペサンケ山」です。

 14s-TG3-20190904-064728-0.jpg
 ついに姿を現した「ニペソツ山」(左側)と天狗岳(右側)です。 「ニペどん」とか「ニペ様」等とも呼ばれていますね。
 ここで15分ほど前にスタートした女性3人グループを追い越します。(男性ガイドが同行していました)
 15s-TG3-20190904-065419-0.jpg
 遙か彼方に見えるのは左が「雄阿寒岳」、右手は「雌阿寒岳&阿寒富士」でした。
 16s-Ca-20190904-065639-0.jpg
 後方には「糠平湖」が広がっています。
 17s-Ca-20190904-065703-0.jpg
 そして台形状が特徴の「ウペペサンケ山」です。

 18s-TG3-20190904-070124-0.jpg
 さて、ニペソツが展望できたのはほんの僅かで、藪の中を通るうちに山は見えなくなります。
 19s-Ca-20190904-070233-0.jpg
 尾根道を歩くようになると、右手遠くに大雪山(旭岳周辺)が見えてきました。
 20s-Ca-20190904-070241-0.jpg
 手前には天狗のコルに連なる山、その先は昨年登った「石狩岳」です。
 21s-Ca-20190904-070319-0.jpg
 真ん中が「石狩岳(1,967m)」、右手は「音更山()1,932m)が続いています。
 22s-TG3-20190904-120620-0.jpg
 残り4.5kmですが、頭で考えるキロ数より相当に遠く感じました。上り坂も一層キツくなります。
 23s-TG3-20190904-071006-0.jpg
 ニペソツ山と天狗岳が近くに見えてきた感じがします。

 24s-TG3-20190904-071601-0.jpg
 ここで一旦下って沢に出ます。
 25s-TG3-20190904-071617-0.jpg
 今回初の花らしい花は「ミミコウモリ」でした。
 26s-TG3-20190904-071719-0.jpg
 沢の奥に進むと、画像では感じない相当に険しい山肌に突き当たりました。中央を登ることになります。
 
 27s-TG3-20190904-iwagikyo-0.jpg 28s-TG3-20190904-tsugazakura-0.jpg 29s-TG3-20190904-umebachiso-0.jpg 30s-TG3-20190904-miyamasenkyu-0.jpg
 急斜面には数種の花が残っています。「イワギキョウ」「ツガザクラの花後」「ウメバチソウ」「ミヤマセンキュウ」など。

 31s-TG3-20190904-073925-0.jpg
 岩と泥の上り坂で、ズルズルと滑って危険な状態です。
 
 32s-TG3-20190904-074157-0.jpg 33s-TG3-20190904-074221-0.jpg 34s-TG3-20190904-nagabakitaazami-0.jpg
 必死に捕まりながら撮ったのは「花後のアザミ」、「エンレイソウの実」「花後のナガバキタアザミ」のようです。

 35s-TG3-20190904-075524-0.jpg
 一気に高い場所に出ました。 残りは3kmです。(ホントかなぁ..ずいぶん遠くにニペソツがあるように感じるけど)
 36s-Ca-20190904-075532-0.jpg
 表大雪方面がよく見えるようになります。 中央左手に旭岳が見えます。 
 37s-Ca-20190904-075609-0.jpg
 天狗のコル部分のゴロゴロ石も見えてきました。

 38s-Ca-20190904-075715-0.jpg
 前天狗に出る最後の傾斜地を進みます。この周辺から特に見かける可愛いヤツは・・・ナッキーこと「ナキウサギ」です。
 39s-Ca-20190904-075939-0.jpg
 野付ウシは難聴なので鳴き声は聞こえませんでしたが、動くものが視界に入りました...いた!!ナッキーです。
 40s-Ca-20190904-075904-0.jpg
 ちょっとの間だけ見える場所を移動してくれたので、なんとか撮影に成功しました。初のナッキー撮影です。
 今回はコンデジのみと割り切ったのですが、偶然にも撮影できて良かったです。
 41s-Ca-20190904-080034-0.jpg
 この傾斜地は真っ赤に色づいた「ウラシマツツジ」がとても綺麗でした。

 42s-Ca-20190904-080248-0.jpg
 ついにニペソツ山の全容を見られる位置に辿り着きました! 3時間45分経過しています。(思ったより早かった)


 この先も距離の割には長いので、次回に掲載となります。m(_ _)m

 ※この日は野付ウシの誕生日でした。 ニペソツ山は『誕生日登山』となったわけです。^_^;



 ※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、『こちら』にまとめてあります。


 ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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Comments 14

There are no comments yet.
山親父  

おはようございます
遅れましたが、お誕生日と
14時間のダートコースの無事走破をお祝い申し上げます
ナッキーの歓迎も受け、いい登山となったようですね

2019/09/06 (Fri) 08:56 | EDIT | REPLY |   
れみわ  

ぬかるみを進んでもその先は、
青空が広がって山の上は素晴らしい景色です
ナキウサギにも出会えて最高の登山でしたね

2019/09/06 (Fri) 12:52 | EDIT | REPLY |   
野付ウシ
野付ウシ  
Re: 山親爺さんへ

山親爺さん..コメントありがとうございます。

> 遅れましたが、お誕生日と
> 14時間のダートコースの無事走破をお祝い申し上げます
**ほんの少しだけ不安はありました。足の一部に故障を抱えているので。
 今までにないロングコースでしたが、人気の山なので他に人もいましたし、安心できました。

> ナッキーの歓迎も受け、いい登山となったようですね
**かなりの数がいる場所だと知っていましたが、一発で会えてしかも撮影できたのはラッキーでした。
 まさに誕生日プレゼントでした。

2019/09/06 (Fri) 15:05 | EDIT | REPLY |   
野付ウシ
野付ウシ  
Re: れみわさんへ

れみわさん..コメントありがとうございます。

> ぬかるみを進んでもその先は、
> 青空が広がって山の上は素晴らしい景色です
**途中が泥だらけでも、崖をよじ登ってでも、山頂に立つと辛いことは忘れるんですよね。
 だから「次はドコイコ」となるわけです。

> ナキウサギにも出会えて最高の登山でしたね
**出会えるとは思っていましたが、撮影までできるかは疑問でした。
 多くの方が撮り逃がしていますから。まさに誕生日プレゼントになりました。

2019/09/06 (Fri) 15:08 | EDIT | REPLY |   
くぅ  

2℃の中、往復で25km。。。
好きじゃないとできない登山だね。
わたしには苦行のようにしか思えないもの。

ナキウサギに出会えて良かったね。
ごほうびかな?=*^-^*=にこっ♪=*^-^*=にこっ♪

2019/09/06 (Fri) 15:38 | EDIT | REPLY |   
ハマナス  
お誕生日おめでとうございます♪

お誕生日と、二ペソツ山登頂おめでとうございます。
十六の沢ルートから見ると、かなりのロングコースですね。
未明?(夜)からのお出かけお疲れさまでした。

この日は絶好のお天気でしたから、眺望がすばらしいですね。
紅葉も始まって、ナッキーにも会えて何よりでした。
長いぬかるみがあるのですね。
おみ足は大事無かったでしょうか・
後半も楽しませていただきます。

2019/09/06 (Fri) 16:29 | EDIT | REPLY |   
野付ウシ
野付ウシ  
Re: くぅさんへ

くぅさん..コメントありがとうございます。

> 2℃の中、往復で25km。。。
> 好きじゃないとできない登山だね。
**その通りでしょう。登山に魅了された老若男女は増えていますね。
 山頂に立つとそれまでの辛さは飛んでいくんですよ。

> ナキウサギに出会えて良かったね。
> ごほうびかな?=*^-^*=にこっ♪=*^-^*=にこっ♪
**そうだと思います。誕生日プレゼントかな?

2019/09/06 (Fri) 17:42 | EDIT | REPLY |   
野付ウシ
野付ウシ  
Re:ハマナスさんへ

ハマナスさん..コメントありがとうございます。

> 十六の沢ルートから見ると、かなりのロングコースですね。
> 未明?(夜)からのお出かけお疲れさまでした。
**十六の沢登山口へは復旧が不可能とも言われています。
 この幌加コースを利用するか、縦走で他から入るかになるでしょうね。

> この日は絶好のお天気でしたから、眺望がすばらしいですね。
> 紅葉も始まって、ナッキーにも会えて何よりでした。
> 長いぬかるみがあるのですね。
**松林と笹の道が比較的平坦なので、水が抜けないようでドロドロでした。
 愛山渓からの登山ルートを思い出しましたよ。

> おみ足は大事無かったでしょうか・
**右足に少し故障を抱えていますが、なんとか無事でした。

2019/09/06 (Fri) 17:46 | EDIT | REPLY |   
alpenkatze  

長距離コースで同じ雰囲気の道が続く時の気持ち、分かります!飽きますよね~~(笑)。
最初にぬかるんだ道、ここで私はもう挫折しそうです(笑)。
でも雄大な景色が目の前に広がった時の感激、これもまたいいですよね。
ナキウサギ、かわいい~!
こちらではこういうのは見聞きしたことないと思ったら、東欧の一部にしか生息してないようです。
歩いてる途中にこういうのが見られると一気にテンション上がりますね^^

2019/09/06 (Fri) 21:38 | EDIT | REPLY |   
pansy  
No title

素晴らしい眺めに感動しました!
登らなきゃ見られない景色ですものね~

ぬかるみやごつごつの岩道を歩くんですね(^^;
順を追って写真を見ながら、ため息をついたり
深呼吸したり・・・追体験させてもらいました(*^^*)
ナキウサギかわいいですね~
ご褒美、よかったですね!

2019/09/06 (Fri) 23:12 | EDIT | REPLY |   
野付ウシ
野付ウシ  
Re: alpenkatzeさんへ

alpenkatzeさん..コメントありがとうございます。

> 長距離コースで同じ雰囲気の道が続く時の気持ち、分かります!飽きますよね~~(笑)。
**同じ場所ぐるぐる歩いているような雰囲気になります。ガックリ来ますね。

> 最初にぬかるんだ道、ここで私はもう挫折しそうです(笑)。
**事前に情報は入れてましたが、泥だらけの場所が多すぎましたよ。

> ナキウサギ、かわいい~!
> こちらではこういうのは見聞きしたことないと思ったら、東欧の一部にしか生息してないようです。
**そうでしたか、日本では天然記念物で北海道の高山の一部でのみ生息しますが、運しだいですね。

> 歩いてる途中にこういうのが見られると一気にテンション上がりますね^^
**鳴き声で気づくのですが、少し耳が悪いのであまり期待していませんでした。
 見つけた時は疲れも忘れましたね。

2019/09/07 (Sat) 07:39 | EDIT | REPLY |   
野付ウシ
野付ウシ  
Re: pansyさんへ

Pansyさん..コメントありがとうございます。

> 素晴らしい眺めに感動しました!
> 登らなきゃ見られない景色ですものね~
**こういうのを見ると、辛い道でも「また来たい」と思わせるんですよね。

> ぬかるみやごつごつの岩道を歩くんですね(^^;
**近くまで車が入れない山も多いですから、そんな登山道はぬかるみも多いです。
 岩場はある意味で楽しくもありますね。

> ナキウサギかわいいですね~
> ご褒美、よかったですね!
**北海道の一部でしかみられない天然記念物ですから、ラッキーですよね。

2019/09/07 (Sat) 07:42 | EDIT | REPLY |   
 風来梨  
杉沢出合での思い出

こんばんは。

今は杉沢(十六ノ沢)コースは通行止なんですね。 廃道化してしまわないかと少し心配です。
私はニペソツ山へは2回登った事がありますが、いずれも杉沢からです。 杉沢出合の清流は、日高の札内川と並ぶ清流ですね。
この前で登山前夜にテントを張って明日の登山に備えたのですが、その時に沢釣りをしている方がいて、「試しにやってみるか?」と木に糸を通した手製の釣竿をもらって沢に釣り糸を垂れると、岩魚が釣れましたよ。

早速、この方と釣った岩魚を火で炙って食べましたけど、今まで食った魚の中で一番美味かったです。 何もつけずにただ火で炙っただけなのに、絶妙な塩味がきいて絶品でした。 そう・・、もう25年近くも前の、初めてのニペソツ山の前夜ですね。

ニペソツ山の記事です。 宜しければどうぞ。
『名峰百選 第93回 ニペソツ山』
https://furai58.blog.fc2.com/blog-entry-618.html

2019/09/10 (Tue) 21:01 | EDIT | REPLY |   
野付ウシ
野付ウシ  
Re: 風来梨さんへ

風来梨さん..コメントありがとうございます。

> 今は杉沢(十六ノ沢)コースは通行止なんですね。 廃道化してしまわないかと少し心配です。
**十六ノ沢林道は崩壊がひどく、復旧は難しいと言われています。

> 私はニペソツ山へは2回登った事がありますが、いずれも杉沢からです。 杉沢出合の清流は、日高の札内川と並ぶ清流ですね。

> 早速、釣った岩魚を火で炙って食べましたけど、今まで食った魚の中で一番美味かったです。 何もつけずにただ火で炙っただけなのに、絶妙な塩味がきいて絶品でした。 そう・・、もう25年近くも前の、初めてのニペソツ山の前夜ですね。
**天然のものは他に負けない美味しさがありますね。山菜、キノコ、魚・・・

> ニペソツ山の記事です。 宜しければどうぞ。
> 『名峰百選 第93回 ニペソツ山』
> https://furai58.blog.fc2.com/blog-entry-618.html
**ありがとうございます!

2019/09/11 (Wed) 16:31 | EDIT | REPLY |   

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