野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
連日猛暑が続いていますが、昨日は34度までいきました。
日曜日から4連続の真夏日で、しかも夜間は湿度90%前後の蒸し暑さ!
これをずーっと耐えなければならない「本州の人」には頭が下がりますよ。m(_ _)m
こちらでは、あと2-3日は30度超えの温度が続きそうです。
7月29日に登ってきた大雪山の記事をアップしますが、今回の撮影枚数540枚もありました。(全てコンデジ)
とりあえず1日目の分を整理しましたので、山頂までの記事として更新します。
できれば2回で終わりたいと思いますが、長めなので興味ある方はお付き合いのほどを。
行きたいところはたくさんありますが、とりあえずは花が多いところを優先しました。
大雪山の緑岳ー白雲小屋ー白雲岳ー小泉岳ー緑岳と回りました。
実は白雲岳は今年が『標高年』にあたる 2,019mなので、登山者も増えそうです。
まずは登山行程図を貼って、スタートしますね。(画像多いので今回もサムネ多用しています)

左下にある「高原温泉」から「緑岳」、「白雲岳」「小泉岳」と回ってから下山します。

今回も02:30に目が覚めたので、そのまま準備して03:20自宅発。 高原温泉には05:10到着しました。
林道が凸凹砂利道でゆっくり走るしかないんですが、一気に標高12,30mまで行けます。

宿泊客と登山客の車がかなり駐車していました。 準備をして小屋にある名簿に記入し、05:20スタートです。
建物は「森林パトロール高原事務所」です。 真っ直ぐ先へ進んで登山口です。

火山の蒸気が吹き出ていたり、ボコボコッと吹き出る場所もあります。


白雲岳までで7kmですから往復14kmほどの道のりになります。気温は高めで15度ほどでしたので半袖です。

スタート直後の道の脇に「ネジバナ」がたくさんあります。 ん?左の花はネジレてないじゃん。

しばらくは、こんな感じの階段状の上り坂を進みます。




山頂手前まで見掛けた「ゴゼンタチバナ」です。「ツマトリソウ」、「コモチミミコウモリ」の花、そのムカゴの様子。




「ミヤマトウバナ」、「ミツバオウレン」、「ミヤマムグラ」、「ミゾホオズキ」の花たちです。

少し歩いただけですが、全身汗まみれ・・湿度は高いようです。 約30分程で『見晴台』です。

左側に山並みが見えてきました。高根ヶ原から忠別岳への稜線がよく見えます。

泥と階段の道はもうしばらく続きます。

登山口から40分ほどで急登な道は終わり、お花畑に向かいます。 目指す「緑岳」も見えてきました。




「ヤマハハコ」、「ミヤマアキノキリンソウ」、「アオノツガザクラ」、「チングルマ」が目立ってきました。

一気に視界も広がり、第一花畑に出ます。

後方に広がるのは「チングルマ」の群生、そして雪渓です。





「エゾコザクラ」、「コエゾツガザクラ」、「ハクサンボウフウ」、そしてコエゾツガザクラの密集地です。

遠くのピンクの花もエゾコザクラです。

前の方を見ていると何やら動くものが...エゾシカのメスが1頭だけ草を食んでいました。

もう一人がすぐ前を歩いていましたが、エゾシカは気づいているはずです。中央に登山者、右端にエゾシカが。

雪渓は固くなっているので、アイゼン不要でした。風と太陽が作り出した素晴らしい光景です。

雪渓が終わる場所で、エゾシカさんに別れを告げました。 「気をつけてね」なんて言うはず無いですね。

続いて第2お花畑を通ります。6-7人のグループに遭遇。オジちゃんオバちゃんでした。

写真を撮っている間に、先に行かせていただきました。


左が高くなり右下は崖になっている場所です。上には「ウコンウツギ」と「マルバシモツケ」の群落。

下には「アオノツガザクラ」の群落です。

前半で唯一の崖らしいところをよじ登ります。

そこを登った先は、ハイマツトンネル状態の道がしばらく続きます。




「ウメバチソウ」、「カワラボウフウ?」、「マルバシモツケ」、「チシマノキンバイソウ」です。

ハイマツの中をしばらく進むと展望の開けた場所に出ました。 正面は忠別岳方面です。

これから登る、大きな石とザレザレの山が目の前です。

足元をウロウロしていたのは「エゾアカガエル」でした。 踏まれないように注意しろよ!




「ユキバトウヒレン」、「エゾイワツメクサ」、「メアカンキンバイ」、「イワブクロ」です。

岩場を登っていると風がどんどん強まってきました。危険とまではいかないものの、体が冷えそうなのでカッパを羽織ます。
風よけになる岩場が無く、休憩してものを食べていられるような状況でもなくなってきました。

はるか下のハイマツ帯の中に、第2花畑で追い越したグループの姿が見えていました。

山頂手前では野付ウシが好む「チシマツガザクラ」が咲いていました。 白いものは苔の一種ですね。

岩場を歩いて、ようやく山頂に到着しました。 所要は2時間10分でした。(ガイドブックでは平均3時間)
今年の年度と同じ標高2019メートルの山に登ることができました。
あまりに風が強くて、休憩していられるような状態でもなく、数枚撮影して先へ進むことにします。

左奥に大雪山の主峰「旭岳」、手前右手がこれから向かう「白雲岳2,229m」です。
次回へ続きます・・・
※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、『こちら』にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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ため息が出そうな雄大な景色です
鹿の子模様がきれいなエゾシカにも出会えていう事無しの登山でしたね
れみわ #- | URL
2019/08/01 09:30 | edit
Re: れみわさんへ
れみわさん..コメントありがとうございます。
> ため息が出そうな雄大な景色です
**北海道の山では厳しさや険しさよりも「雄大さ」を味わうのが素敵だと思いますね。
> 鹿の子模様がきれいなエゾシカにも出会えていう事無しの登山でしたね
**前回遠出した「平山」でもエゾシカに会いました。
今回もまさか「お花畑」で会えるとは思いませんでした。
そっと行動しているとシカも逃げずに草を食んでいました。
野付ウシ #- | URL
2019/08/01 13:43 | edit
エゾシカ・雪渓・・・素晴らしい出会いがありますもんね。
最近、ロープウェイ登山?もしてないなぁ・・・(´▽`*)アハハ
くぅ #Dv6DZoa6 | URL
2019/08/01 14:13 | edit
Re: くぅさんへ
くぅさん..コメントありがとうございます。
> エゾシカ・雪渓・・・素晴らしい出会いがありますもんね。
**登山道でエゾシカなんてめったに会えないんですよ。
たまたま平山と二度続いてますけど。
> 最近、ロープウェイ登山?もしてないなぁ・・・(´▽`*)アハハ
**エアロビも熱心に行ってるし、ま、いいかな?
野付ウシ #- | URL
2019/08/01 16:44 | edit
良い眺め~~ぇ
ばっちり鹿とも目が合って
しかも涼しそうっ(#^.^#)
強風歓迎です^^
♪デコ♪ #gwQYCaNk | URL
2019/08/02 05:29 | edit
Re: ♪デコ♪さんへ
♪デコ♪さん..コメントありがとうございます。
> 良い眺め~~ぇ
> ばっちり鹿とも目が合って
**エゾシカも危害を与えないと判断して、逃げなかったようです。
> しかも涼しそうっ(#^.^#)
> 強風歓迎です^^
**実際は台風並みで酷かった時間もありました。まぁ汗は飛びますが体が冷えるんですよ。
野付ウシ #- | URL
2019/08/02 09:20 | edit
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