野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
それでも気温は高め推移で30度前後が多くなりそうです。
暑くてもカラッとした空気なのが北見の自慢なのですが...昨年あたりからヘンなんですよね。
さて過日、北大雪の『平山(ひらやま)』の登山をしてきました。
旭川紋別自動車道だと「白滝IC」で降りて、山奥へ入ります。
3-4時に起きて出発のつもりが、2時半に目が覚めたので、そのまま準備して出ました。(3:00出発)
登山口まで2時間弱の予定でした・・・
※またしても花を含め画像が多いので、二回に分けて掲載します。(撮影は500枚ほど)

途中で夜が明けました。高速を降りて登山口へ向かう途中の畑で朝霧が立ち込めていました。

林道の中ほどで防災用に作ったダムのような場所から、水が流れ落ちる場所があります。 綺麗な滝になっています。

到着は04:40でした。既に2台の車があり、登山の準備をしているところでした。(左が野付ウシの車)
トイレは簡易トイレ(男女別)のみです。

平山は初級コースです。今回は分岐から右手の「比麻奈山」と「比麻良山」も行く予定。
※看板は所用2時間半と書いてますが、下の時間を合計すると3時間超えます???
駐車場奥の入山ポストに記載して、5時ちょうどスタートです。

ほどなく鉄パイプで補強したところを通過、下が沢になっています。

すぐに川の流れを横切りますが、ここも鉄パイプを使って橋が掛けてあります。




以降、多くの花は縮小して掲載しますので、興味あれば拡大して見てください。
「エゾレイジンソウ」「エゾボウフウ?」「エゾノヨツバムグラ」「ギンリョウソウ=ピンぼけ」




「アキノキリンソウ?」「ヤマソテツ」「ズダヤクシュ」「ハイオトギリ?」

日差しが登山道にさしてきました。 影絵ふうな自撮りです。

行雲の滝です。上に高い滝があり、下にはその流れが続いています。

ちょっと振り返ると、山々がつらなり霞が掛かってとても幻想的でした。 この後も何度も振り返り堪能しましたよ。

雪解け水の流れる渓流沿いの道を登ります。
ここまで来て思ったのは...真っ先に登山道に入ったことの後悔です。 朝は冷えるため朝露が半端ないんです。
足元は防水なのですが、その上は朝露でびしょ濡れ...杖で露払いをしながら歩きましたが、相当濡れました。




「ミヤマトウバナ」「ヤマブキショウマ」「サンカヨウの花後の実」「チシマアザミ」




「ハクセンナズナ」「ミゾホオズキ」「カラマツソウ」「オニシモツケ」

立派で美しい滝が見えてきます。「冷涼の滝」です。

山肌も急勾配となり、川も滝のように流れ落ちる場所が増えます。

谷の向こう側は...一面が「エゾノリュウキンカ」の大群落です。 まだ咲き誇っているようです。


谷間の流れの近くに若いエゾシカを発見しました! 草を食べていましたが、水の補給もあったのかな?

まもなく野付ウシに気づき、緊張の面持ちで一瞬固まりましたが、間もなくして後方のヤブに消えました。




「朝露に濡れたハイオトギリ」「エゾノリュウキンカ群生」「ウラジロナナカマド群生」「ウコンウツギ」




「チシマノキンバイソウ」「エゾウサギギク」「エゾフウロ」「ミヤマキンバイ」

第一雪渓まで来ました。 ここで一息入れてパンと水分補給です。右上から雪渓を横切って左手上に向かいます。

またしても後方の景色が気になり、振り返ると...幾重にも重なる山に霞が掛かり本当に綺麗でした。
さて、第二雪渓の手前右側にお花畑がありますが、足元を見ながら登山道を歩いていると気づかないのです。
よく見ると踏み跡があり、すぐ上に見事な群生が広がっています。ここは大きな画像にて。

岩場の間にたくさんの花が見えます。

登山道脇では花が終わった姿が多いのですが、ここでは満開な「チングルマ」でした。

「コエゾツガザクラ」です。先日、羅臼岳でもたくさん見ました。

少し少なめながら「エゾコザクラ」もありました。

また同じような画像ですが、すっかり気に入りました。 とんがり山が何度も出てきますが「支湧別岳」かと。

第二雪渓です。この右手にはお花畑が広がります。

その多くは「チシマノキンバイソウ」と「ウコンウツギ」でした。

まだ山頂も見えませんが、右手奥に後ほど行く「比麻奈山・比麻良山」が見えました。




「マルバシモツケ」「チングルマ花後」「ウメバチソウ」「ミヤマリンドウ」

もうすぐ分岐点!というあたりで、どっさり見えたのは「イワブクロ」でした。 そこら中にたくさんありました。

ようやく分岐点(1,737m)のケルンが見えてきました。

看板は割れてバラバラ、文字もよく読めませんが、左が平山800m、右が比麻奈山 1,800mかな?

さて、07:20分に分岐点到達です。ここからは一気にパノラマが広がります。奥の山は???
続きは次回へ。。。
長くなり申し訳ありません。
※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、『こちら』にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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おはようございます
流れは支湧別川でしょうか?
魚釣りに通った川なので
懐かしく拝見しています
山親父 #- | URL
2019/07/24 09:22 | edit
Re: 山親爺さんへ
山親爺さん..コメントありがとうございます。
> 流れは支湧別川でしょうか?
> 魚釣りに通った川なので
> 懐かしく拝見しています
**雌雄別川ですね、最近は魚釣りあまりやらないのですか?
ブログの話題にはいいかもね。
野付ウシ #- | URL
2019/07/24 12:57 | edit
所用2時間半・・・
わたしのような人がいるんだねぇ~!≧(´▽`)≦アハハハ
スローシャッターの滝が綺麗。
お!出たぁ~!
山の神様かと思った。(*´艸`*)
シカが、ウシさんをシカとみて固まったのね。
すいません、くだらないことばかり書いて。
山の風景はどこででも見れるものじゃないですもんね。
どの写真も綺麗だね。
雪渓!!ぅ~~ん--;
くぅ #Dv6DZoa6 | URL
2019/07/24 15:44 | edit
霧が立ち込めた山の景色は言いようもない美しさですね
カメラの露出を変えたりと余裕の登山だったみたいです
今日は茹だる様な暑さなので、雪渓が残っている景色を憧れの目でみています
れみわ #- | URL
2019/07/24 16:04 | edit
Re: くぅさんへ
くぅさん..コメントありがとうございます。
> 所用2時間半・・・
> わたしのような人がいるんだねぇ~!≧(´▽`)≦アハハハ
**気づいていないはずは無いですが、まぁ支障もないかな?
> スローシャッターの滝が綺麗。
**直射日光だったので目一杯絞っても白飛びしてました。(-_-)
> シカが、ウシさんをシカとみて固まったのね。
> すいません、くだらないことばかり書いて。
**いえいえ、よく読んでもらって嬉しい限りですよ。
> 山の風景はどこででも見れるものじゃないですもんね。
> どの写真も綺麗だね。
**山登り経験していると、知っている山が増えてくるので、
景色を見ていてもだんだん面白くなりますよ。
野付ウシ #- | URL
2019/07/24 17:36 | edit
Re: れみわさんへ
れみわさん..コメントありがとうございます。
> 霧が立ち込めた山の景色は言いようもない美しさですね
> カメラの露出を変えたりと余裕の登山だったみたいです
**久々に見惚れるような霞の山並みでした!
予定より1時間早く出たこともあり、時間的にも余裕がありましたね。
> 今日は茹だる様な暑さなので、雪渓が残っている景色を憧れの目でみています
**これが粉雪だったらゴロゴロ転がりたいでしょうね。
雪渓の雪は湿って溶けているので、転んだらベチャベチャになります。
野付ウシ #- | URL
2019/07/24 17:39 | edit
お天気は最高でした~
私はこの日、黒岳から対面の平山方面を眺めていました^^♪
最高のお天気でしたね。
早朝は幻想的な朝霧、山からの遠望は雲海がきれいでした。
平山は高度を上げて振り返ると、支湧別方面の稜線はいつも墨絵のようできれいですね。
花付が良いのか、今年のお花は特にきれいな感じがします。
黒岳のチングルマは見事でしたよ。
次回、平山の稜線のお花楽しみです。
ハマナス #- | URL
2019/07/24 20:56 | edit
雪渓!私は先週これに出くわして、引き返しました。
写真の、第一雪渓と書かれてるような所の雰囲気でしたが、すごく大きな穴が開いてて、
上の方から渡ろうとしたけど上へも行けなかったので引き返しました。
その数日後に別の山の雪渓で死亡事故が起きてるので、ますます怖くなってた最中でした(汗)。
alpenkatze #6fcXaNLA | URL
2019/07/24 22:13 | edit
Re: ハマナスさんへ
ハマナスさん..コメントありがとうございます。
> 私はこの日、黒岳から対面の平山方面を眺めていました^^♪
> 最高のお天気でしたね。
**前に雨があったので、空気が綺麗で見通しも良かったですね。
> 早朝は幻想的な朝霧、山からの遠望は雲海がきれいでした。
> 平山は高度を上げて振り返ると、支湧別方面の稜線はいつも墨絵のようできれいですね。
**今回の幻想的な光景は初めて見たような気がします。何度も見返しました。
> 花付が良いのか、今年のお花は特にきれいな感じがします。
> 黒岳のチングルマは見事でしたよ。
**平山も一部では終わってましたが、たくさん見られました。
野付ウシ #- | URL
2019/07/25 07:25 | edit
Re: alpenkatzeさんへ
alpenkatzeさん..コメントありがとうございます。
> 雪渓!私は先週これに出くわして、引き返しました。
> 写真の、第一雪渓と書かれてるような所の雰囲気でしたが、すごく大きな穴が開いてて、
**雪渓ではよくある景色ですね。ほとんどの登山道は影響ない場所なのですが・・・
> 上の方から渡ろうとしたけど上へも行けなかったので引き返しました。
> その数日後に別の山の雪渓で死亡事故が起きてるので、ますます怖くなってた最中でした(汗)。
**傾斜がきついと事故もしんぱいですね。
私は今回ズボッと落ち込みましたが、雪の厚みが少なく落ちても腰まででした。
野付ウシ #- | URL
2019/07/25 07:28 | edit
こんばんは~
平山に登られましたね。
私も一昨年の6月下旬に登りましたが、感動と恐怖とで忘れられない山です。
登山道沿いにもお花がいっぱいで、こんなに美しいリュウキンカの群生に出会うのは初めてでした。
写真を撮りながらなので時間がかかる。
アイゼンを持たずに行ったので雪渓を登り切ったら足が攣りました。
下りでは雪渓を30mほど滑り落ち、怖くて、怖くて。
滝まで落ちてしまうのかと思いましたよ。
平山に記事を読ませてもらい、あの時の怖さを思い出しました。
コリン #- | URL
2019/07/25 19:54 | edit
Re: コリンさんへ
コリンさん..コメントありがとうございます。
> 私も一昨年の6月下旬に登りましたが、感動と恐怖とで忘れられない山です。
> 登山道沿いにもお花がいっぱいで、こんなに美しいリュウキンカの群生に出会うのは初めてでした。
**ここはリュウキンカの群生だらけですよね、素晴らしいです。
> アイゼンを持たずに行ったので雪渓を登り切ったら足が攣りました。
> 下りでは雪渓を30mほど滑り落ち、怖くて、怖くて。
**6月末なら軽アイゼンでも無いと恐いかもしれませんね。斜面もキツイですから。
私は踏み抜いただけで済みました。コリンさんより一ヶ月遅いですからね。
> 平山に記事を読ませてもらい、あの時の怖さを思い出しました。
**それ以来、雪渓は慎重になったんじゃないでしょうか?
慎重になるのは良いことですが、怖がりすぎずに山は行きましょう(笑)
野付ウシ #- | URL
2019/07/25 20:07 | edit
| h o m e |