霧の仁頃山へ
今日は、本来はNPOの自然観察会があったのですが、大荒れの予報で中止になりました。
農家の皆さんには恵の雨ですが、降りすぎて土砂が流れたりしなければいいですね。
このようなお天気なので、今日は家でおとなしくしていることにします。
さて、用事の合間を縫って『仁頃山』へ登ってきました。(4日ぶり)
あいにくのドンヨリお天気で、山は雲の中・・・一時は霧雨も。

風は無いものの、奥にある仁頃山は雲に隠れていました。 (湖岸を見ると今年の水の少なさがわかります)

そろそろアザミが先出しますが、仁頃山では数種のアザミが混在しています。

「チシマアザミ」とか「エゾノサワアザミ」がメインですが、変異も多い花のため判断が難しい!!

途中の林道や管理車道で多い「ミヤママタタビ」の花が満開です。
登山道にハラハラと花が落ちて来たりもしますね。

登山道は霧に包まれていて、湿度が高いため気温は低めながら汗びっしょりになります。

これから一気に増えてくる「サラシナショウマ」の花が、ひときわ目を引きます。


ラン科の「ヒロハトンボソウ」も一部で開花しました。

この手のラン科の花はみんなそっくりな感じがしますね。


「オオカサモチ」の数が増えて来たようです。

「ノブドウ」(ヤマブドウ)の花も終わり微細な粒ながら、ぶどうの実が出来つつあります。 今年は豊作かな?

まだ咲き始めですが「ツルアジサイ」が一部開花しているようです。

「コウライテンナンショウ(マムシグサ)」の変わった形の花です。 壺状の中を覗いてみました。

花後に出来るブツブツの種の元になる部分が見えています。

登山道は上に行くに従い霧が濃くなっていきますが、風がほぼ無いので寒くもなかったです。

「バイケイソウ」の花がまとまって咲いていた林道へ分け入って撮影しました。

昨年はほとんど周辺で見掛けなかったのですが、今年はかなりの数が花を付けました。
この花については様々な説がありますが、しっかりした説明のある図鑑はなかなかありません。
一説には十数年に一度花を付け、生涯を終えるとなってます。
Webで見つけた説明には「発芽から開花までの期間は、90年以上」というのもあります。
群生が多い花ですが、花を付けるのはごく一部の花に限られています。
周期が長すぎて一人の研究者では確認不可能??
帰りがけにダム湖の湖畔草地で、『エゾスカシユリ』が咲き始めたのを確認できました。

虫に食われて穴だらけの花と花弁があります。

咲いている場所、株によって少し色合いが違ったりしますが、綺麗な花ですよね。


6月に入ってから原生花園には行ってませんが、オレンジ色の花が目立っているはずです。

太陽が出ていなくても花を開いてくれるのは、大変ありがたいものです。
山も夏の花が少しずつ出てくる時期ですね。
そろそろ仁頃山以外の山への行かなきゃ・・・
※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、『こちら』にまとめてあります。
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