野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
いくらなんでも寒すぎですね。
風も冷たく雪が舞うのですから、春の話題がいっぺんに覚めてしまいます。
これが北海道で春を迎える儀式のようなものと、諦めるしかないですね。
予報では午後には雪が収まって来そうです。
さて、海別岳はどうなったか!!
時折フッと弱くはなるものの、風の勢いは衰えるどころか強くなる一方。
野付ウシは飛ばされぬように、座り込んで呑気に写真を撮っています。

斜視だけも見上げる位置から、横の目線で見られる位置になりました。

その左には標津岳や武佐岳、西別岳まで見えています。

オホーツク海も深く濃い青色がとても美しい!
なんて、呑気なことしている場合ではありません。風がひどくなっています。

山頂方面を見れば、明らかに強い風のようですし、頭の上を雪原から剥がれた氷が無数に飛んでいます。

歩く面は凍ってガチガチの状態なのがわかります。ピッケルが必要か?と思うほど。

スノーモビルで散々踏み荒らされた雪原は、そのまま溶けて凍って凸凹のガチガチです。

ハイマツ帯の一部が雪の表面から顔をだしていますが、この程度では風よけにも使えません。
休憩がてらに今度は凍てついた「エビの尻尾」を撮影。

さすがに風が強い地帯ですから、固く長い雪の固まりです。

この強風でも落ちない、壊れないのが凄い。

ただ、残っているのは一部だけのようです。

すぐそばの樹木の下には、風で落ちたと思われる「エビの尻尾」の残骸が積み重なっています。

風で雪が削られて残るのは、固く凍った雪と氷だけ。 ポール(ストック)の先が容易に刺さらないような硬さです。

このすぐ上が俗に言う「1155」と呼ばれる場所で、急斜面が一旦終わる標高1,155mの位置です。
実は強風は右斜め前、つまり山頂方向から吹いてきます。
体に風を受け急斜面を登るのが、これほど辛いとは思いませんでした。
5歩、10歩程度で休まないと動けないのです。
ギリギリの状態で1155まで這い上がり、座り込んで一瞬で『撤退』を決めました。
山頂までもう少しですが、この状態で無理に進めば、何かあった時の余力が無くなるからです。
常に万一を考えないと山は危険ですからね。
もう少しで知床連山も全部見られる位置でしたが、さっさと諦めました。
小休止の後に下山開始です。
下りはトントン拍子に歩けましたが、林に入った途端、雪道は溶けてザクザク状態へ。
風が強い山腹と違い、林間は風もなく日差しが当たるからです。
何とも歩きにくい・・・それでも下りは楽ちんですね。
林の中は縦横無尽に走り回るスノーモビルの跡だらけ。
GPSを持っていないと道がわからなくなりそうです。
規制対象外とは言え、商売のためとは言え、知床の山をもう少し大事にして欲しいなぁ・・・

すっかり柔らかくなった雪道を下山し、改めて海別岳を振り返ります。。。綺麗な山ですよ!

斜里岳をズームしてみました。こちらも厳しそうで、まるでアルプスの山でもみているよう。

車を止めた少し先にあるT字路...ここは『天に続く道』とも言われています。 逆からみれば天に伸びているような道。
斜里の街を抜けてもう一度斜里岳、そして見えなかった知床連山を見て帰宅。

斜里岳よ! 今年も登ってやるから待ってろよ!

手前から遠音別岳、羅臼岳、硫黄山、知床岳と続きます。
皆さんの期待に反して、途中撤退となりました。
下山してみて確認できたのは、野付ウシ以外に誰も登山していなかった事実です。
平日とは言え、晴れで風弱い...の天気予報にもかかわらず、です。
はたしてリベンジの機会はあるのか、ないのか、わかりませんね。
長々と、最後までおつきあい、ありがとうございました。

※山歩きの記録は こちら にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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風も冷たく雪が舞うのですから、春の話題がいっぺんに覚めてしまいます。
これが北海道で春を迎える儀式のようなものと、諦めるしかないですね。
予報では午後には雪が収まって来そうです。
さて、海別岳はどうなったか!!
時折フッと弱くはなるものの、風の勢いは衰えるどころか強くなる一方。
野付ウシは飛ばされぬように、座り込んで呑気に写真を撮っています。

斜視だけも見上げる位置から、横の目線で見られる位置になりました。

その左には標津岳や武佐岳、西別岳まで見えています。

オホーツク海も深く濃い青色がとても美しい!
なんて、呑気なことしている場合ではありません。風がひどくなっています。

山頂方面を見れば、明らかに強い風のようですし、頭の上を雪原から剥がれた氷が無数に飛んでいます。

歩く面は凍ってガチガチの状態なのがわかります。ピッケルが必要か?と思うほど。

スノーモビルで散々踏み荒らされた雪原は、そのまま溶けて凍って凸凹のガチガチです。

ハイマツ帯の一部が雪の表面から顔をだしていますが、この程度では風よけにも使えません。
休憩がてらに今度は凍てついた「エビの尻尾」を撮影。

さすがに風が強い地帯ですから、固く長い雪の固まりです。

この強風でも落ちない、壊れないのが凄い。

ただ、残っているのは一部だけのようです。

すぐそばの樹木の下には、風で落ちたと思われる「エビの尻尾」の残骸が積み重なっています。

風で雪が削られて残るのは、固く凍った雪と氷だけ。 ポール(ストック)の先が容易に刺さらないような硬さです。

このすぐ上が俗に言う「1155」と呼ばれる場所で、急斜面が一旦終わる標高1,155mの位置です。
実は強風は右斜め前、つまり山頂方向から吹いてきます。
体に風を受け急斜面を登るのが、これほど辛いとは思いませんでした。
5歩、10歩程度で休まないと動けないのです。
ギリギリの状態で1155まで這い上がり、座り込んで一瞬で『撤退』を決めました。
山頂までもう少しですが、この状態で無理に進めば、何かあった時の余力が無くなるからです。
常に万一を考えないと山は危険ですからね。
もう少しで知床連山も全部見られる位置でしたが、さっさと諦めました。
小休止の後に下山開始です。
下りはトントン拍子に歩けましたが、林に入った途端、雪道は溶けてザクザク状態へ。
風が強い山腹と違い、林間は風もなく日差しが当たるからです。
何とも歩きにくい・・・それでも下りは楽ちんですね。
林の中は縦横無尽に走り回るスノーモビルの跡だらけ。
GPSを持っていないと道がわからなくなりそうです。
規制対象外とは言え、商売のためとは言え、知床の山をもう少し大事にして欲しいなぁ・・・

すっかり柔らかくなった雪道を下山し、改めて海別岳を振り返ります。。。綺麗な山ですよ!

斜里岳をズームしてみました。こちらも厳しそうで、まるでアルプスの山でもみているよう。

車を止めた少し先にあるT字路...ここは『天に続く道』とも言われています。 逆からみれば天に伸びているような道。
斜里の街を抜けてもう一度斜里岳、そして見えなかった知床連山を見て帰宅。

斜里岳よ! 今年も登ってやるから待ってろよ!

手前から遠音別岳、羅臼岳、硫黄山、知床岳と続きます。
皆さんの期待に反して、途中撤退となりました。
下山してみて確認できたのは、野付ウシ以外に誰も登山していなかった事実です。
平日とは言え、晴れで風弱い...の天気予報にもかかわらず、です。
はたしてリベンジの機会はあるのか、ないのか、わかりませんね。
長々と、最後までおつきあい、ありがとうございました。


※山歩きの記録は こちら にまとめてあります。
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