野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
今朝は小雨です
。未明からシトシトと降り始めました。
午後遅くには回復するようですが、明日は晴れの予報ながら予想最高気温2度だとか。
素直に暖かくなってくれませんねぇ..これが北海道の春です。
ところで、昨日は早朝から出かけたので珍しく「予約投稿」でした。
実は、知床半島の付け根にある『海別岳』へ出かけたのです。
秀峰斜里岳と向かい合うようにそびえる『海別岳』は標高 1,419mです。
大した標高ではありませんが、珍しく正式な登山道がない山です。
それで雪のある時期に登ることが多いのです。
ただ、冬は天候の変化も激しく風が強いので、登山は春先に集中します。
春先でも天候には十分注意が必要で、昨年の3月20日は遭難事故が起きています。
猛烈な吹雪に遭い3名パーティーのうち、1名の方が亡くなっています。
前置きが長くなりましたが、晴れの日を狙ってのトライとなったわけです。
予報では風も弱く好天である!とのこと。

朝、06:15頃に林道入口到着しました。正面に海別岳が見えています。 ちょっと麓まで遠いなぁー...

先日の高温の影響か、スキーやスノーモビル等の跡は、何もかも溶けてしまったようです。
雪は溶けた後に固まっているので、とりあえず靴のままでスタート(スノーシューを背負って)。

少し進んだところで、鹿よけの柵があり開かれたままになっています。 奥にスノーモビルやスキーの跡が。

右手前には「斜里岳」が見えています。 いつ見ても綺麗な山ですね。
ルートはいくつかあるようですが、前の週末に相当数のスノーモビルが入ったようでトレースの選択が出来ません。
今回はスマホのアプリにルートを読み込んでありますので、GPSで確認しながら進めます。
便利な時代になりましたね。少し外れたらすぐわかるほど誤差が少ないので安心です。

カラマツ林の中を進みます。 森林限界に出るまではなだらかな林を進みます。

一旦林道に出ました。古く錆びた看板にかすかに「海別林道」の文字が。

今度はエゾマツの林を進みます。

1時間ほど進みましたが、この辺からはトレースがかなり見えなくなっています。溶けてしまったようですね。
土日にたくさんの人が通ったものの、月曜日はほとんど登山者もいなかったようです。
スマホGPSでルートを確認しつつ、進みます。

樹の葉がないので、木立の中も日差しがあり暑いくらいです。

80分ほど経過した辺りで、木立を通して「海別岳」が姿を現しました。

大きな木も目立って増えてきました。 とにかく驚くほどのスノーモビルの走行跡の数...

目の前がひらけて広い尾根へ出てきました。 雪質は...凍ってガチガチのようです。

ここで、一息入れておやつタイム。(誰かさんの真似です)
ちょっと気になる「ゴォ~」と言う音・・・風が強くなったようです。
ここでツボ足(靴のみの登山)を終え、アイゼンを装着します。 (結局スノーシュー出番なし)

広い尾根に出ました。 正面に『小海別岳902m』が見えています。

振り返れば...素晴らしい眺め! オホーツク海が綺麗に見えます。

見上げれば山頂方面が見えてきました。 無数のスノーモビルの跡も凍った軌跡で残っています。

出発から2時間経過、少し高度をあげ再度振り返ります。 海が波立っているのがわかりました。

山頂の方角は雪煙が凄いようで、相当な風だと思いました。
雪原はカチカチ状態ですので、雪煙は歩いている辺りでは見られません。
見ている限りは平穏に見えますが、自身が受ける風の強さは半端ない状態です。
何度か座り込んで休憩をとります。立っていると身体を持っていかれそうになるからです。

歩いている山の陰になり、知床半島はまだ見えませんが、ずっと沖合に流氷の帯が見えました。

見事な斜里岳の姿です。昨年秋に登った山ですが、こうして見るとけっこう急峻な山ですね。(海別岳より高い)
標高にすると1,000メートルを超えた辺りです。
さて、これから先は目の前の急勾配なカチカチ雪原を登らなければなりません。
続きは...次回に掲載します。 m(_ _)m
※山歩きの記録は こちら にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
応援ポチッとお願い!


にほんブログ村

午後遅くには回復するようですが、明日は晴れの予報ながら予想最高気温2度だとか。
素直に暖かくなってくれませんねぇ..これが北海道の春です。
ところで、昨日は早朝から出かけたので珍しく「予約投稿」でした。
実は、知床半島の付け根にある『海別岳』へ出かけたのです。
秀峰斜里岳と向かい合うようにそびえる『海別岳』は標高 1,419mです。
大した標高ではありませんが、珍しく正式な登山道がない山です。
それで雪のある時期に登ることが多いのです。
ただ、冬は天候の変化も激しく風が強いので、登山は春先に集中します。
春先でも天候には十分注意が必要で、昨年の3月20日は遭難事故が起きています。
猛烈な吹雪に遭い3名パーティーのうち、1名の方が亡くなっています。
前置きが長くなりましたが、晴れの日を狙ってのトライとなったわけです。
予報では風も弱く好天である!とのこと。

朝、06:15頃に林道入口到着しました。正面に海別岳が見えています。 ちょっと麓まで遠いなぁー...

先日の高温の影響か、スキーやスノーモビル等の跡は、何もかも溶けてしまったようです。
雪は溶けた後に固まっているので、とりあえず靴のままでスタート(スノーシューを背負って)。

少し進んだところで、鹿よけの柵があり開かれたままになっています。 奥にスノーモビルやスキーの跡が。

右手前には「斜里岳」が見えています。 いつ見ても綺麗な山ですね。
ルートはいくつかあるようですが、前の週末に相当数のスノーモビルが入ったようでトレースの選択が出来ません。
今回はスマホのアプリにルートを読み込んでありますので、GPSで確認しながら進めます。
便利な時代になりましたね。少し外れたらすぐわかるほど誤差が少ないので安心です。

カラマツ林の中を進みます。 森林限界に出るまではなだらかな林を進みます。

一旦林道に出ました。古く錆びた看板にかすかに「海別林道」の文字が。

今度はエゾマツの林を進みます。

1時間ほど進みましたが、この辺からはトレースがかなり見えなくなっています。溶けてしまったようですね。
土日にたくさんの人が通ったものの、月曜日はほとんど登山者もいなかったようです。
スマホGPSでルートを確認しつつ、進みます。

樹の葉がないので、木立の中も日差しがあり暑いくらいです。

80分ほど経過した辺りで、木立を通して「海別岳」が姿を現しました。

大きな木も目立って増えてきました。 とにかく驚くほどのスノーモビルの走行跡の数...

目の前がひらけて広い尾根へ出てきました。 雪質は...凍ってガチガチのようです。

ここで、一息入れておやつタイム。(誰かさんの真似です)
ちょっと気になる「ゴォ~」と言う音・・・風が強くなったようです。
ここでツボ足(靴のみの登山)を終え、アイゼンを装着します。 (結局スノーシュー出番なし)

広い尾根に出ました。 正面に『小海別岳902m』が見えています。

振り返れば...素晴らしい眺め! オホーツク海が綺麗に見えます。

見上げれば山頂方面が見えてきました。 無数のスノーモビルの跡も凍った軌跡で残っています。

出発から2時間経過、少し高度をあげ再度振り返ります。 海が波立っているのがわかりました。

山頂の方角は雪煙が凄いようで、相当な風だと思いました。
雪原はカチカチ状態ですので、雪煙は歩いている辺りでは見られません。
見ている限りは平穏に見えますが、自身が受ける風の強さは半端ない状態です。
何度か座り込んで休憩をとります。立っていると身体を持っていかれそうになるからです。

歩いている山の陰になり、知床半島はまだ見えませんが、ずっと沖合に流氷の帯が見えました。

見事な斜里岳の姿です。昨年秋に登った山ですが、こうして見るとけっこう急峻な山ですね。(海別岳より高い)
標高にすると1,000メートルを超えた辺りです。
さて、これから先は目の前の急勾配なカチカチ雪原を登らなければなりません。
続きは...次回に掲載します。 m(_ _)m
※山歩きの記録は こちら にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
応援ポチッとお願い!


にほんブログ村
スポンサーサイト
| h o m e |