野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
暑い日が戻っています...しかも湿度も高くてウンザリ!
当日の天気予報もどんどん外れていくばかりで、サッパリ当てになりませんね。
今日も真夏日の予定ですが、これから仁頃山へ登ってきま~す。
過日、思ったより気温が上がった日に『雄阿寒岳』登ってきました。
昨年は登ってなくて、今年も計画していた6月に入院となり断念しています。
2年ぶりですが、今時期は花も少なく退屈な登山かも、と覚悟してスタートです。
野付ウシのことですから、画像が多く長いです。適当に飛ばしてください。
今回は1回で一気に行きます!!
まずは、現地の山の図面を載せておきます。阿寒湖を挟んだ反対側には「雌阿寒岳」があります。


登山口には06:20頃到着、車は3台ありました。 準備をして06:35にスタートです。(手前が我が愛車)

雄阿寒岳の山頂あたりはまだモヤっている感じです。

湖面はすでにモヤもなく、穏やかな湖面に森が映っていました。

少し先に看板と入山ポストがあります。 ヒグマ出没は冬以外は常に可能性アリですね。

花より先に目についたのは「ゴゼンタチバナ」の赤い実です。 樹林帯ではそこらじゅうで見かけました。

阿寒湖から溢れる水を排出している水門があります。

雨続きだったこともあり、水量は相当多いようです。 激しい水しぶきと轟音が響いています。

その流れはすぐ先にある「太郎湖」を経て、阿寒川となって太平洋まで流れ下るわけです。

太郎湖の一部ですが、清里町の「神の子池」を思い出す光景です。

花らしいものも少なく、この「ミミコウモリ」と「ノブキ」が目についた程度。

少し歩くと「次郎湖」がありますが、急な傾斜を降りるので止めておきました。(前回も見ているので)

この先も樹林帯が延々と続きます。 まだ傾斜は緩やかな登山道です。

ようやく一合目の看板です。 登山口からほぼ40分です。

合目の看板とは別に500mごとに距離を表示したものもあります。

昔の溶岩が流れたあとは、地面にたくさんの穴を残しています。 大きなものは熊でも隠れていそうな雰囲気。

前回よりも倒木の数が随分と増えていました。 くぐったり、乗り越えたりと余計な体力を使います。

この辺りからは、笹漕ぎが増えてきますが、下が見えるので迷うこともありません。(ダニも付きませんでした)

二合目まで来ました。 ちょうど一時間経過です。 ゆったりペースで歩いているので休憩パス。

黄色い花は「アキノキリンソウ」かな?

三合目看板です。 この合目看板はそれぞれ記載の文句が異なっています。

勾配が急になってきました。 土と木の根と岩の混じった道がこの先も続きます。

少しだけ阿寒湖が木々の間から見えてきました。

まだ3kmも残っています。 ふぅ~っ!

雌阿寒岳も見えてきました。 今年の6月、猛暑の中を登ってきましたが。。。今日も暑い!

四合目です。看板にあるとおり、ようやく半分で、この先の五合目までがかなりキツイのです。

足場はかなり滑りやすい状態です。 下りが怖いですね。

「エゾトリカブト」 毒草の登場です。 でも花が綺麗なんだよね。

あと2500mの看板も疲れて傾いていました。

もうすぐ五合目に到着します。 雄阿寒岳は雌阿寒岳と違って「ダラダラと長い登山道」なんですよ。

一気に展望が開けてきました。 雌阿寒岳全体がよく見えます。

五合目到着! 2時間15分経過です。 ここで標高1,200mほどの位置になり、道も緩やかになってきます。

ずっと樹林帯で見えなかった方向が、ようやく見えてきました。 小休憩で間食&給水。

阿寒湖と雌阿寒岳の全貌が見えます。


阿寒湖畔の温泉街と、湖上遊覧船が見えます。 「マリモ保護のチュウルイ島」から遊覧船が出たところです。

「ヤマハハコ」の白い花です。

切り返しのカーブにあるのが六合目看板です。

紫の茎が特徴の「エゾノヨロイグサ」です。

紫の花がツボミの状態ですが、下山時には開いているはずです。 「エゾリンドウ」かな?

この辺りからはハイマツ帯を延々と歩くことになります。

七合目看板ですが、ハイマツの中で周りも何も見えません。(-_-)

道が少し広がりましたが、足元はザレザレで歩きにくくなっています。

左後方に小山が見えますが、山頂方面ではありません。

「コケモモ」の赤い実が目立ってきmした。

ハイマツは背が高く、体にどんどんぶつかってきます。 朝露があったらビショ濡れですね。

ようやく本物の山頂が見えてきたようです。 平らな場所に出てきました。


八合目看板と観測所跡の説明看板。こんな場所によくも観測所など設置したものですね。

観測所設置の土台も残っています。

山頂をズーム。 既に人がいるようです。 先行者は4人のはず。

一旦下り、九合目まできました。 夏場は沼の水もなくなっていて確認できません。

最後の登りはイワイワとザレザレの道です。

山頂では・・・何やら記念撮影中? 前にいるオレンジの服は白人さんです。(途中で抜かれた健脚外人さん)

まとまって咲いていたのは「イワギキョウ」かと。

ついに到着「山頂看板」です。 1,371m程度の山にしては歩きがキツイ山です。 3時間15分かかりました。

正面にペンケトー、そして右奥にパンケトーが見えます。 大きさには相当な差がありますね。


早くに登っていた1人が下山へ。 残ったのは外人さんと男女のカップル、そして野付ウシです。

改めて「雌阿寒岳」の全容をじっくり眺めてみました。 6月登山の時は今回より暑かったかも。

遠くに屈斜路湖と藻琴山が見えていました。

知床方面です。 手前に「斜里岳」その奥には知床連山がボヤ~っと見えます。

眼下には「阿寒横断道路」のクネクネ道が見えています。
ようやく座り込んで、残ったオニギリとパン半分をを食べ、弱いながらも爽やかな風を楽しみました。
本当は着替えようと思ったのですが、風を受けている内に「まっ、いいか」となりました。

登山道脇には多くのコケモモの実が目立っていました。

途中から再度、阿寒湖&雌阿寒の全容を撮ります。 湖畔の温泉街も。。。


緩やかな下りのハイマツトンネルを抜けていきます。

登る時にまだツボミだったリンドウが予想どおり開花していました。

阿寒湖が見渡せる最後の場所で「チュウルイ島」へ向かう遊覧船が見えます。

こちらはモーターボート二隻の航跡です。
淡々と下るのみですが、風が無くて本当に暑い! 下りはあまり汗をかかないのですが、この日は別でした。

やたらと倒木の多い樹林帯を下ります。

「次郎湖」は帰りもパス。 (降りるのはイイけど、登り返しがキツイので)

「太郎湖」まで戻りました。 阿寒湖からの水が流れ込んでいますが、川以外からも湧き出ています。


雨続きだと、こんなに勢いがあるんですね。
もうすぐ登山口という場所で、遊覧船が入り込んできました。



船着き場があるのですが、下船乗船客はいませんのでUターンして戻っていきます。

登山口が見えてきました。

雌阿寒&雄阿寒は夫婦山と言われ、両方でひとつに数えられたりします。(日本100名山でも)
雌阿寒岳は2時間ほどで登れますが、雄阿寒岳は低いのに1.5倍も時間がかかります。
(ガイドにもよりますが、雌阿寒岳=初級、雄阿寒岳=中級コースとなっています)
当然ながら歩く距離も長いですね。 岩や木の根が多い道なので腰にもきますよ。
いつも仁頃山から眺めている夫婦山・・・今年は双方登ることができました。
長々と見ていただいた方々には『お疲れ様&有難う』 です。
次はドコイコか?
※仁頃山の紹介及び山歩きの記録は終了直後のものを除き、 『こちら』 にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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