野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。
お天気に恵まれた日曜日(10/2)、斜里岳へ行ってきました。
実は斜里岳(1,547m)は初めての登山になります。
評価は様々ですが、一応 『中級クラスの山』 となっています。
標高の割には結構タフな登山になることから「中級」なのでしょうね。

朝4時起床、4:20頃に家を出ました。 その1時間後に見えてきた斜里岳の夜明けです。

麓にある『清岳荘』が登山の基地になります。 05:45頃到着、駐車場には宿泊客を含めた10台ほどの車がありました。

オニギリ1個食べてからスタートします。トイレを拝借しますが『協力金』として100円(以上)ボックスへ投入!
この場所が五合目となり標高 670mだそうです。

清里町観光協会のWeb地図をお借りしました。 全体のガイド図です。
一般的には登りでおよそ5時間半(旧道沢コース)、下りでおよそ4時間(新道山コース)となります。
下りで沢コースを使うと滑ってケガの確率が高いことから、渓流沿いは登りに推奨されています。

入山ポストに記入し06:10スタート。 暫くは林道を歩きます。

やがて看板があり、この先は車も入れません。

さっそく渓流を歩くことになります。水量は落ち着いてきたようです。
登山道は? 暫くは「川が登山道」とも言えるコースです。 ピンクのテープと岩のペンキが目印。

ところがこの先気づいたのは、テープが落ちていたりペンキが剥げていたりで、わかりづらくなっていること。
歩く場所は右に左に目まぐるしく変わるので、そのたびに川を渡ります。
今の季節なら水量が少なく、飛び石で渡れるので普通の登山靴でも可能です。(落ちなければ中まで濡れない)

時には水の心配がいらない道もありますが、ここでは稀ですね。

見ている分には爽やかな渓流で気持ち良いのですが、渡るとなると滑って落ちないように細心の注意が必要。

仙人洞まで来ました。この先で沢と山のコース分岐点があります。
斜里岳の渓流にはたくさんの滝があり、これも魅力の一つになっています。
大きなカメラを持って来る人も少なくないのですが、川を渡る時にぶつけたり落としたりする危険があります。
野付ウシも一眼持っていきましたが、ホールドすると片手が塞がるので厄介ですね。
それと、ポール(ストック)ですが、引っ掛けたりするので持たないほうが良いとの意見もあります。
が、川を渡る時に支えになるのも事実です。飛び越える場面が多いので支えがあると安心です。
自分で判断して使うしかないですね。

ピンクのテープが右岸、左岸と展開します。そのたびに飛び石で川を渡ります。
慎重に渡らないと滑ってザブン! となります。

流れは緩やかな場所もあれば、けっこうな傾斜の場所もあります。 (写真ブレてボケました)

分岐点に来ました。この「下二股」~「上二股」は新旧ルートが分かれています。ここが六合目。

さっそく現れた大きな滝は「水連の滝」です。 見ているには綺麗ですが、この脇を登らなければなりません。

「羽衣の滝」です。天人峡にある羽衣の滝ほど大きくはないですが。

次は「方丈の滝」です。この手前で七合目を過ぎました。

「見晴らしの滝」です。急にヒヤッとしてレンズが曇ってしまいました。

「七重の滝」だったと思います。 途中でどれがどれかわからなくなったりして・・・
さて、ここから事件が起きます。
川を渡っている時はけっこう下を見ていますので、上や前が注意疎かになりがち。
実際に何度も張り出した木に頭をぶつけています。(帽子は必須です)
新旧コースの合わさる手前で、川岸にある道へ入りました。

石ころが重なり水の流れたような跡ですが、無意識に足を踏み入れました。
ピンクのテープもずっと先の方(川上)にありました。 ※後で気づいたのですが
「登山道だ」と思い込んでいたのです。
入ったらダメな場所には紐やテープがありましたが、何故かここには無し。
だんだん木の枝や幹が行く手を塞ぎ、歩きにくくなってきます。
大きく跨いだり、這って下をくぐったりして進みます。
気づけば、どうも人の歩いた跡が見当たりません。
それでも青いタオルが落ちていたので、人が歩いたのは確かです。
本当はココで引き返すべきでした。(これを後の祭りと言いますね)
おかしいな~、でももう少し登ってみようかな?
そのうちに地面はコケが生え、人の通った形跡がなくなります。
よく見ればそこは道ではなく、山肌からの雨が集まって流れる川の跡でした。

視界が開けたので、上を見れば崖のような急斜面の上には岩山が。
最初は「登って尾根伝いに出られないかな?」なんて思ったりもしましたが、無理な傾斜です。
ここに至って引き返すことにしました。
引き返すのに「迷う」という心配は全くしていませんでした。
一段掘れた川底のような道ですので、横には出られません。
ひたすら窪地を下がるのみです。
間違った道に入って川岸に戻るまでに50分ほど無駄にしました。
このミスで時間と体力と脚力を無駄にしてしまったわけです。
ヘタすれば「遭難」にもなりかねないミスでした。
言い訳はいくらでもありますが、所詮は不注意だっただけ。
でも、あの青いタオルの落とし主も間違ったのでしょうね。
戻ってから気づけば、野付ウシも首に巻いてたガーゼ地のタオルを落としたようです。

で、めでたく正規ルートに戻り、また沢登りが続きます。

ようやく川から離れて地面の上を歩きます。 但し急な勾配です。

「胸突き八丁」の看板がありました。もう少しですね。

やっと『馬の背』(1,430m)まで来ました。 ここから山頂まではガレ場でおよそ30分です。
迷って疲れましたので、後半は明日へ続きますよー
※山歩きの記録は こちら にまとめてあります。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
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実は斜里岳(1,547m)は初めての登山になります。
評価は様々ですが、一応 『中級クラスの山』 となっています。
標高の割には結構タフな登山になることから「中級」なのでしょうね。

朝4時起床、4:20頃に家を出ました。 その1時間後に見えてきた斜里岳の夜明けです。

麓にある『清岳荘』が登山の基地になります。 05:45頃到着、駐車場には宿泊客を含めた10台ほどの車がありました。

オニギリ1個食べてからスタートします。トイレを拝借しますが『協力金』として100円(以上)ボックスへ投入!
この場所が五合目となり標高 670mだそうです。

清里町観光協会のWeb地図をお借りしました。 全体のガイド図です。
一般的には登りでおよそ5時間半(旧道沢コース)、下りでおよそ4時間(新道山コース)となります。
下りで沢コースを使うと滑ってケガの確率が高いことから、渓流沿いは登りに推奨されています。

入山ポストに記入し06:10スタート。 暫くは林道を歩きます。

やがて看板があり、この先は車も入れません。

さっそく渓流を歩くことになります。水量は落ち着いてきたようです。
登山道は? 暫くは「川が登山道」とも言えるコースです。 ピンクのテープと岩のペンキが目印。

ところがこの先気づいたのは、テープが落ちていたりペンキが剥げていたりで、わかりづらくなっていること。
歩く場所は右に左に目まぐるしく変わるので、そのたびに川を渡ります。
今の季節なら水量が少なく、飛び石で渡れるので普通の登山靴でも可能です。(落ちなければ中まで濡れない)

時には水の心配がいらない道もありますが、ここでは稀ですね。

見ている分には爽やかな渓流で気持ち良いのですが、渡るとなると滑って落ちないように細心の注意が必要。

仙人洞まで来ました。この先で沢と山のコース分岐点があります。
斜里岳の渓流にはたくさんの滝があり、これも魅力の一つになっています。
大きなカメラを持って来る人も少なくないのですが、川を渡る時にぶつけたり落としたりする危険があります。
野付ウシも一眼持っていきましたが、ホールドすると片手が塞がるので厄介ですね。
それと、ポール(ストック)ですが、引っ掛けたりするので持たないほうが良いとの意見もあります。
が、川を渡る時に支えになるのも事実です。飛び越える場面が多いので支えがあると安心です。
自分で判断して使うしかないですね。

ピンクのテープが右岸、左岸と展開します。そのたびに飛び石で川を渡ります。
慎重に渡らないと滑ってザブン! となります。

流れは緩やかな場所もあれば、けっこうな傾斜の場所もあります。 (写真ブレてボケました)

分岐点に来ました。この「下二股」~「上二股」は新旧ルートが分かれています。ここが六合目。

さっそく現れた大きな滝は「水連の滝」です。 見ているには綺麗ですが、この脇を登らなければなりません。

「羽衣の滝」です。天人峡にある羽衣の滝ほど大きくはないですが。

次は「方丈の滝」です。この手前で七合目を過ぎました。

「見晴らしの滝」です。急にヒヤッとしてレンズが曇ってしまいました。

「七重の滝」だったと思います。 途中でどれがどれかわからなくなったりして・・・
さて、ここから事件が起きます。
川を渡っている時はけっこう下を見ていますので、上や前が注意疎かになりがち。
実際に何度も張り出した木に頭をぶつけています。(帽子は必須です)
新旧コースの合わさる手前で、川岸にある道へ入りました。

石ころが重なり水の流れたような跡ですが、無意識に足を踏み入れました。
ピンクのテープもずっと先の方(川上)にありました。 ※後で気づいたのですが
「登山道だ」と思い込んでいたのです。
入ったらダメな場所には紐やテープがありましたが、何故かここには無し。
だんだん木の枝や幹が行く手を塞ぎ、歩きにくくなってきます。
大きく跨いだり、這って下をくぐったりして進みます。
気づけば、どうも人の歩いた跡が見当たりません。
それでも青いタオルが落ちていたので、人が歩いたのは確かです。
本当はココで引き返すべきでした。(これを後の祭りと言いますね)
おかしいな~、でももう少し登ってみようかな?
そのうちに地面はコケが生え、人の通った形跡がなくなります。
よく見ればそこは道ではなく、山肌からの雨が集まって流れる川の跡でした。

視界が開けたので、上を見れば崖のような急斜面の上には岩山が。
最初は「登って尾根伝いに出られないかな?」なんて思ったりもしましたが、無理な傾斜です。
ここに至って引き返すことにしました。
引き返すのに「迷う」という心配は全くしていませんでした。
一段掘れた川底のような道ですので、横には出られません。
ひたすら窪地を下がるのみです。
間違った道に入って川岸に戻るまでに50分ほど無駄にしました。
このミスで時間と体力と脚力を無駄にしてしまったわけです。
ヘタすれば「遭難」にもなりかねないミスでした。
言い訳はいくらでもありますが、所詮は不注意だっただけ。
でも、あの青いタオルの落とし主も間違ったのでしょうね。
戻ってから気づけば、野付ウシも首に巻いてたガーゼ地のタオルを落としたようです。

で、めでたく正規ルートに戻り、また沢登りが続きます。

ようやく川から離れて地面の上を歩きます。 但し急な勾配です。

「胸突き八丁」の看板がありました。もう少しですね。

やっと『馬の背』(1,430m)まで来ました。 ここから山頂まではガレ場でおよそ30分です。
迷って疲れましたので、後半は明日へ続きますよー
※山歩きの記録は こちら にまとめてあります。
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