野付牛・四季彩々(いろいろ)
風景・花などの写真とともに、野付牛(北見の旧地名)を中心としたオホーツク圏の四季の移ろいを発信します。


雌阿寒岳(1499mm)登山、後半です。 まず山頂の写真を二枚。

そしてこれから登る「阿寒富士(1476m)」山頂から見た『雌阿寒岳』の火口全体の写真を冒頭に。
雌阿寒岳から次の目的地、「阿寒富士」に向かいます。

火口に沿って下っていきます。振り返ると山頂の人影はアリンコのようです。

薄く雲がたなびき山の上の空もきれいでした。

目前の「阿寒富士」は見事な三角の形をしていますが、表面は細かい軽石で覆われます。(ガレ場)

道があるような、無いような...一応ジグザグに歩いた跡はありますが、ザクザクして踏ん張りが効きません。

こんな環境の斜面に『コマクサ』を見つけました。常連さんの話しでは今年の開花は例年の1週間遅れだとか。

さきほど降りてきた「雌阿寒岳」の全体が見えるようになってきました。

いよいよ山頂か、と思えば、その先がまだありました。今度は岩場が少し続きます。

オンネトーも綺麗な色をしています。

雌阿寒岳の全容を眺めるのはココしかありません。 (山頂の写真は上から三番目)
水分の補給をして僅かな休憩の後に下山開始です。
相変わらずザクザクな滑る道を下ります。勿論、登りの苦労など忘れて。
すれ違う登山者の顔は苦渋に満ちた表情・・・少し前の自分の表情も同じでしょう。

後ろを振り返れば...ポツンと登山者の姿が見えていました。

オンネトーが近く見えてきました。これから下って湖に沿ってさらに4kmほど歩きます。

下りのオンネトールートもハイマツ帯の下をくぐるように進みます。

松林を歩いていると地面に白い花のようなものが...サルオガセです。
霧藻、蘿衣とも言い、植物学上では地衣類になります。樹の枝に掛かっているものもありますね。

倒木が多く見られますが、古いものは既に再生が始まっていました。森の様子には癒やされます。

下りもアカエゾマツの巨大な根に翻弄されながら、大きな段差を下りて行きます。
登山口に出たのは11時頃です。出発地点まであとひと歩きです。
ここに来て足に異変が...右足首に『ギシギシ』と音を立てるような感覚が。
あれ? 特に足首を捻ったりしていないのに? 靴を履き直してみたものの、足首は痛いまま。
とりあえず歩けるので、衝撃を避けながら湖畔沿い残りの4kmを歩きます。

オンネトー湖畔に出ました。写真より現場の色の方が色が濃く澄んでいました。

途中では観光バスも複数駐車していましたが、混雑するほどではありませんでした。
紅葉の季節は最高の場所ですね。
ここからダラダラと登りが続きます。

右手に赤い水が湧き出る場所を見ながら登り切った先に出発の駐車場があります。

駐車場到着! 所要時間5時間ちょうどでした。
歩く距離感は前回の「西別岳&カムイヌプリ」とあまり変わりませんが、何せ標高は倍近い1,500mです。
その峰を二つ登ってきたので、予想以上に体力も消耗したようです。
まぁ、今後の山歩きの「一つの物差し」となりましたので大きな収穫です。
次はどこ? もちろん阿寒岳は夫婦で一つですから「雄阿寒岳」は外せません。
今年は「日帰りで周辺の山」と決めていますので、ゆっくり考えます。
ご覧いただきありがとうございます。m(_ _)m
応援ポチッとお願い!


にほんブログ村
スポンサーサイト
| h o m e |